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日産『キャラバン』災害支援車の提案、リーフの二次利用バッテリーでライフラインにも…東京オートサロン2024
日産自動車は東京オートサロン2024で、『キャラバン』をベースにしたコンセプトカー「Disaster Support Mobile-Hub」(ディザスターサポート・モバイルハブ)を出展した。自治体等に配備しておくことで、緊急・災害時には防災拠点として出動できる支援車両としてデザインされている。
最大の特徴は、日産『リーフ』に搭載されていたバッテリーを二次利用した「ポータブルバッテリー from LEAF」を17台も搭載していること。これにより、災害時に寸断されてしまう「電気」を安定して供給することができる。このポータブルバッテリーは暑さ・寒さに強く、一年間放置しても満充電時の約84%の電力を維持できる優れもの。こちらは市販されており、一般でも購入することが可能だ。
車体左側のスライドドアにはこのバッテリーが6台搭載されており、スマートフォンなどの充電ができる仕様に。車体後方は拡張することができ、防音された仮設スペースが現れる。授乳や着替えなどに使えるマルチなスペースである。車内はPCやプリンターに加え、衛星通信システム「スターリンク」を装備しており、文字通り出張指令室として活動することが可能だ。他にも満載された様々な装備で、非常時に頼りになる一台となっている。