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アルピーヌ A110 Rチュリニ:F1技術が実現したパフォーマンス…東京オートサロン2024

  • 《写真撮影 中野英幸》
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ルノー・ジャパンは、東京オートサロン2024にアルピーヌ『A110 Rチュリニ』を出展した。「A110 R」はアルピーヌのラインナップの中で最もラディカルにパフォーマンスを追求したグレードだ。

その新型A110 Rチュリニは2023年12月にフランスでデビューし、2024年には日本への導入が予定されている。

◆0-100km/h加速は4.0秒 進化した軽量ボディの実力とは
マシンを見ると、フロントスプリッター、ボンネット、サイドスカート、リアスポイラー、ディフューザー、リアフードといった各部にカーボンエアロパーツを採用されていることが分かる。A110 Rチュリニは「BWTアルピーヌF1チーム」協力のもと開発され、世界最高峰のレースで培った技術が転用されている。

例えば、新型エアロパーツは、「A110 S」のものと比べ最大29kgのダウンフォース増と5%の空気抵抗低減を実現。各部のカーボンパーツはマシンの軽量化に寄与しており、A110 Rチュリニの車両重量は1100kgとなっている。搭載される直列4気筒ターボエンジンは、最高出力で252psを発揮。

サーキット走行時の最高速度は284km/hに到達し、0-100km/h加速は4.0秒、0-1000m発進加速は22.0秒という数値を記録している。

またA110 Sよりも10mm低い専用シャシー、サーキットでさらに10mm調整可能な高性能アジャスタブルレーシングダンパーが採用されており、日常のドライブからサーキット走行まで、ドライバーに最高の運転体験を提供するという。アルピーヌはA110 Rチュリニを「スポーツカーを超えたレーシングカー」と称している。