注目の自動車ニュース

日産『ローグ』が大胆チェンジ、改良新型を米国発売へ…日本のエクストレイルは?

  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》
  • 《photo by Nissan》

日産自動車の米国部門は1月10日、SUVの『ローグ』(Nissan Rogue)の改良新型を、間もなく発売すると発表した。現地ベース価格は、2万8320ドル(約415万円)だ。

ローグは日産の米国市場における主力SUVで、日本市場向けの『エクストレイル』に相当する。改良新型ローグはフロントマスクを一新し、新デザインの「Vモーショングリル」を装備した。ヘッドライトやフロントバンパーも新デザインだ。リアはテールランプの内部のパターンやバンパーが新しい。サテン仕上げのエンブレムも装備した。「SV」グレードには、新デザインの18インチアルミホイールを採用する。

また、SVグレードでは、ドアパネル、シート、センターコンソール、助手席側ダッシュボードトリムの色と質感を変更した。「SL」グレードには、ワイヤレス充電パッド、12.3インチのインフォテインメントタッチスクリーン、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターを新たに標準装備している。

また、最上位グレードの「プラチナ」は、グロスブラックのフェンダーやロアエクステリア、フロントマスクのトリムピース、新デザインの19インチアルミホイールによって、プレミアム性を強化した。チェスナットブラウンのレザーシートも新設定されている。

改良新型のボディカラーには、エベレストホワイトパール、ディープオーシャンブルーパール、バハストームなどを用意した。ブラックルーフのツートーンカラーも追加されている。

改良新型には、1.5リットル直列3気筒ガソリン「VCターボ」エンジンを搭載する。日産が開発したVCターボエンジンは、量産エンジンとしては世界初の可変圧縮比エンジンだ。可変圧縮比技術は、ピストンの上死点位置をシームレスに変化させるマルチリンクシステムを活用しており、最適な圧縮比に素早く変化する特長を備えている。

圧縮比は8:1(高性能)から、14:1(高効率)の間で自在に変えることができる。運転状況に応じてエンジンの制御ロジックは、自動的に最適な圧縮比を選択する。またこの技術は、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減、騒音や振動レベルの低減など、多くのメリットがあり、既存のエンジンに比べ軽量かつコンパクト設計としている。

1.5リットルVCターボエンジンは、最大出力201hp、最大トルク31.1kgmを引き出す。アイドリングストップによって、燃費性能を追求した。この1.5リットルVCターボエンジンには、新世代のCVT「エクストロニック」を採用している。

SVグレードには「プロパイロット・アシスト」が装備された。インテリジェント・クルーズコントロールにステアリング・アシストを組み合わせることで、高速道路で部分的な自動運転を可能にする。このシステムは、カメラやレーダー、各種センサーを使用して、車線内の中央を維持するよう支援する。ストップ&ゴーを繰り返す渋滞では、プロパイロット・アシストが前車に追従して、自動的に停止や再発進を行う。

さらに、SLとプラチナには、ナビリンク付きのプロパイロット・アシストが搭載されている。これは、ナビゲーションシステムの今後走行するルートに関するデータに基づいて、カーブの手前や高速道路の出口で自動的に減速する、としている。