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日産とBEAMSが共鳴、軽自動車ルークスをカスタム…東京オートサロン2024

  • 《写真撮影 中野英幸》
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日産自動車とセレクトショップのBEAMS(ビームス)が、コンセプトカーの日産『ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT』(ルークス・ビームス・カスタマイズド・コンセプト)を共同開発、2024年1月に幕張メッセで開催される「東京オートサロン2024」に出展する。

日産によると、軽自動車のユーザーから「運転に自信がない。だからこそ気に入ったデザインのクルマで気分を上げることで運転できる」という声があったという。そういったユーザーにもっと楽しいお出かけを提供したいという思いから「思わず出かけたくなるクルマ」をコンセプトとした。そこて日産では、斬新な切り口でファッションにとらわれないプロデュースをしているBEAMSといっしょにカスタムカーを開発することにした。

日産は創業以来、「他がやらぬことをやる」という精神のもと、革新的な商品・技術の開発に取り組み、顧客にワクワクをお届けしてきた、と自負する。いっぽうビームスは、“Happy Life Solution Company”を掲げ、新しいライフスタイルと生活文化の原動力になることをめざしており、1976年のセレクトショップとしての創業時から、誰にでも訪れる日常の幸せに光を灯し、新たな気付きや価値観を提示することに努めてきた。

今回の企画は、両社のこれらの価値観が共鳴したことで実現した。人々の生活に根付く軽自動車の魅力と存在意義を見つめ直し、アーバンモビリティの喜びを視覚的に表現することで、公私のおでかけをポジティブに後押しする1台だ。

デザインテーマは「裏デニム」。BEAMSのカリスマディレクターである加藤忠幸氏の監修で、様々なシーンにマッチする素材「デニム」を大胆にあしらった。さらにBEAMSの「本当に良いものに裏表はない」という思い入れと遊び心から、セルビッチデニムの裏地をメインのモチーフとした。

車両のエクステリアは、日産とビームスのロゴが施されたボディで、デニムの裏地をイメージしたライトグレーとインディゴ(藍色)のツートンによる、都会的でグラフィカルなデザインに仕上げた。ショーカー専用色。

内装の主役となるシート生地には、本物のセルビッチデニムを裏返して採用。アシンメトリーに配置した「耳」や、デニムのポケットに施されるピスネーム(タグ)をデザインに取り入れ、細部に渡ってデニムらしさにこだわった。

日産とビームスは、今回の企画を機に今後も、両ブランドならではのユニークでこだわりのつまった“ワクワク”を顧客に提供する新たな企画を検討していくという。