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EVになった『ベルランゴ』改良新型、欧州以外は内燃エンジン継続…日本は?
シトロエンが欧州で発表した『ベルランゴ』(Citroen Berlingo)改良新型。欧州ではEVの『eベルランゴ』に一本化されたが、日本市場向けはどうなるのか。
シトロエンによると、ヨーロッパ以外の市場では、EVに加えて、内燃エンジン車が継続設定される。市場に応じて、ディーゼルエンジンの「BlueHDi」は、最大出力が90hp、100hp、130hpの3種類、ガソリンエンジンの「PureTech」は、最大出力が110hpと130hpの2種類を用意する。内燃エンジンの設定は、顧客の多様性に対応するのが狙いという。
現在、日本向けのベルランゴには、ディーゼルエンジンのBlueHDiの1.5リットル直列4気筒(最大出力130ps/3750rpm、最大トルク30.6kgm/1750rpm)を搭載している。改良新型の日本導入に関する発表は現時点では行われていないが、ディーゼルエンジンのBlueHDiが継続される可能性もある。
改良新型では、シトロエンの新しいデザイン言語を導入し、表情を一新した。フロントグリルやヘッドライト、バンパーが新デザインだ。グリルとバンパーはひとつのブロックを形成し、その中央にはシトロエンの新しい楕円形のロゴがあしらわれた。ロゴの両側には、シェブロンパターンと呼応するストライプのブラックバンドが配されている。これは、ロゴと新形状のヘッドランプをつなぐものだ。シトロエンの新しい3セグメントライトシグネチャーも採用している。
インテリアでは、ダッシュボードを一新した。新開発の高解像度10インチセンタータッチスクリーンをレイアウトする。デジタルインストルメントクラスターがオプションで選択できる。ステアリングホイールも新しくなり、下側が平らになり、新しいシトロエンのロゴが中央に配された。このステアリングホイールには、オーディオシステムとクルーズコントロールのスイッチが組み込まれている。
フロントシートには、「Advanced Comfort」を初採用した。シトロエン独自の構造で、高品質のフォームとサイドサポートが高レベルの快適性を実現する、としている。