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【三菱 トライトン 新型】12年ぶりの日本投入、商品企画責任者「乗り心地の良さ、扱いやすさに自信」

  • 《写真撮影 宮崎壮人》
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  • 《写真撮影 小松哲也》
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  • 《写真撮影 宮崎壮人》
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三菱自動車は、1トンピックアップトラック『トライトン』を2024年2月15日から12年ぶりに日本市場に投入すると発表した。タイで7月から生産を開始した新型モデルを輸入するもので、価格は498万800円から540万1000円。

新型トライトンの価格は日本市場で先行するトヨタ自動車の『ハイラックス』よりも高額な設定となっているが、トライトンの商品企画責任者を務める増田義樹チーフプロダクトスペシャリスト(CPS)は「ハイラックスに対してはかなり高い値付けになっている」と認めつつも、「その差で一番我々が訴求したいのが性能。乗り心地の良さ、扱いやすさ、ここは本当に自信を持って、しっかりとしたレベルに仕上がっているので、そういったところを感じて頂ければと思ってる」と胸を張る。

自信あり訴える乗り心地の良さについて増田CPSは「通常ピックアップトラックは荷台に荷物を載せることを踏まえて少しリアを硬めに設定しているのが一般的で、普通に街乗りで走ると結構跳ねて硬い感じになるが、新型トライトンはシャシーフレームを刷新し、サスペンションのチューニングも徹底的にやって乗り心地を乗用車レベルに引き上げることができた」と語る。

さらに「後ろの席に長時間ドライブしてもご家族、友人が疲れないクルマを造りたかったので、後席の足元の広さや背もたれの角度を、リラックスできるような態勢、形状になるよう工夫がなされている」とも。

一方、扱いやすさに関しては「ピックアップは大きくて乗りにくいと思われる方がたくさんいらっしゃるが、実際に新型トライトンを試乗したほとんどすべての方が普通のSUVに乗っている感覚と言って頂いている」と増田CPSは明かす。

「それをサポートしている主な機能が2つあり、ひとつは電動パワーステアリング。車庫入れやUターンなどの低速時は本当に軽くステアリングを回すことができるし、しっかりとスピードを出す時も安定した重さになる。2つめのアクティブヨーコントロール(AYC)は『ランサーエボリューション』で使っていた技術を今回トライトンに入れてた。Uターンやヘアピンカーブ、滑りやすい路面など、大きくてクルマなので結構曲がるのが難しいが、このAYCを付けていると本当にハンドルを切った分だけ気持ち良く旋回してくれる」と増田CPSは解説する。

ちなみにパワートレインは「エンジンが2.4リットルディーゼルターボの4N16型。最高出力150kW、最大トルク470Nm、2ステージターボチャージャーを採用しており、低速から高速まで安定した力強いトルクとパワーを生み出すとともに低燃費を両立した新設計エンジン。WLTCモード燃料消費率は11.3km/リットル、変速機は6速オートマチックトランスミッションで駆動方式は4駆」となっている。

12年ぶりに日本市場に投入するトライトンは「前と後ろにドアがあるダブルキャブといわれる形状で乗車定員は5名」の仕様となるが、増田CPSは「グローバルでシングルキャブ、クラブキャブがあるが、日本のターゲットのメインはレジャーユースであると思うのでまずはダブルキャブを投入し、さらにニーズがあれば広げていく」と話していた。