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スカイラインとは顔が違う、インフィニティ『Q50』は405馬力ツインターボ搭載…2024年型は年内米国発売
日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)は、スポーツセダン『Q50』(日本名:日産『スカイライン』に相当)の2024年モデルを、年内に米国市場で発売する。現地ベース価格は、4万3050ドル(約610万円)と発表されている。
インフィニティQ50は、日産スカイラインのインフィニティ版だ。両車の内外装デザインはほぼ同じだったが、スカイラインは大幅改良を機に、インフィニティのロゴやエンブレムを廃止し、新しいフロントマスクも採用するなどして、両車の差異化が図られている。
インフィニティQ50の2024年モデルには、シリーズ最強グレードとして、パフォーマンス指向の「レッドスポーツ400」を設定する。「VR30型」直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、一体型のエキゾーストマニホールドなどにより、コンパクト化されている。また、スロットルのスピードを向上させたモーターをバルブタイミングシステムに組み込み、レスポンスを向上させる「アドバンスタイミングコントロール」も採用している。
さらに、ツインターボシステムは、タービンブレードのデザインを最適化するとともに、最新のタービンスピードセンサー、インタークーラー、電動アクチュエーターを採用し、パフォーマンス、レスポンス、燃費を向上させた。とくに、高負荷の際、効果的に熱管理を行うためのインタークーラー用ポンプは、2つ搭載されている。
レッドスポーツ400の最大出力は405ps/6400rpm、最大トルクは48.4kgm/1600~5200rpmを獲得する。トランスミッションは7速ATを組み合わせた。レッドスポーツ400だけのアイテムとして、専用の19インチアルミホイールに、フロント245/40R19 、リア265/35R19タイヤ、専用エグゾーストなどを装備している。
2024年モデルには、新たなメンテナンスプログラムの「インフィニティ・プレミアム・ケア」を導入した。インフィニティ・プレミアム・ケアは新車登録から3年間、点検やオイル交換、ブレーキフルードの交換、キャビンエアフィルターの交換、タイヤローテーションなどを無償で行うもの。顧客満足度を引き上げるというインフィニティの伝統をさらに強化する、としている。