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ボルボの最上位電動SUV『EX90』、日本円で1100万円超え…2024年米国発売へ
ボルボカーズは、新型3列シート電動SUVのボルボ『EX90』(Volvo EX90)を2024年、米国市場で発売する。現地ベース価格は、7万6695ドル(約1120万円)と発表されている。
EX90は、EV化を推し進めるボルボのラインナップの頂点に位置するモデルで、従来の『XC90』とは別に新たにリリースされる(XC90の生産と販売も継続される)。EX90には、自社開発の全く新しいEVテクノロジーを搭載している。
米国仕様は、「ツインモーター」と「ツインモーター・パフォーマンス」の2グレードを設定する。いずれも駆動方式はAWDで、ツインモーターグレードの場合、最大出力402hp、最大トルク78.6kgmを発生する。ツインモーター・パフォーマンスでは、最大出力が496hp、最大トルクが92.8kgmに引き上げられる。
バッテリーは蓄電容量が111kWhと大容量。1回の充電での航続は、米国仕様の場合、最大で483kmに到達する。このバッテリーは、出力250kWの急速充電に対応している。
新しい14.5インチのセンタースクリーンは、「Googleビルトイン」、Apple「CarPlay」、5Gコネクティビティを備えている。ユーザーが好きなアプリをインストールしたり、直感的なナビゲーションを楽しんだりすることが、簡単にできるという。さらに、ドライバーのスマートフォンがキーとなり、ドライバーのパーソナルプロファイルが車内に入ると自動的に読み込まれる。
EX90には、これまでのボルボ車の中で最高レベルの安全装備を標準装備した、と自負する。最先端のセンサーとボルボカーズ独自のソフトウェアを組み合わせることにより、ドライバーとその周囲の状況を把握するように設計されている。
室内では、自社開発のアルゴリズムを搭載した特別なセンサーとカメラが、視線の集中度を測定する。このテクノロジーにより、EX90はこれまでのボルボ車では不可能だった注意散漫、疲労、その他の不注意を検知することができる、としている。