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ルノー トゥインゴ 改良新型…ジュネーブモーターショー2019で発表へ
ルノーは、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー2019において、改良新型『トゥインゴ』(Renault Twingo)を初公開すると発表した。
現行の3世代目トゥインゴは2014年春、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2014でワールドプレミアされた。デビューからちょうど5年が経過し、現行トゥインゴが初の大幅改良を実施する。
◆新デザインのフロントマスク
改良新型のエクステリアは、フロントマスクを中心に変更された。新デザインのバンパーやグリル、ヘッドライトなどを採用し、表情を一新することに成功している。ヘッドライトには、新型『メガーヌ』など、最新ルノー車に共通するCシェイプのLEDデイタイムランニングライトが組み込まれた。リアは、内蔵レンズをCシェイプとしたテールランプやバンパーが新しい。
改良新型のボディサイズは、全長3614mm、全幅1646mm、全高1544mm、ホイールベース2492mmだ。全長はおよそ25mm長くなり、全高は10mm低められている。ボディカラーには、イエロー、レッド、ブラック、ホワイトなどがラインナップされている
インテリアは、センターコンソールのデザインを変更し、機能性を高めた。2つのUSBポートが装備される。シフトレバーも新デザインだ。リアのパーセルシェルフもデザインを見直した。テールゲートには、新デザインのハンドルが採用され、開閉の際の利便性を引き上げる。エンジンはリアに搭載されるが、荷物スペースの床は完全に平らで、通常のFFハッチバックと変わらない。
改良新型には、ユーザーの個性を反映させる新しいカスタマイズオプションを設定する。例えば、室内色はダークカラーとライトカラーの組み合わせが選択でき、ダッシュボードをホワイトラッカー仕上げとすることも可能だ。
◆「イージー・コネクト」は最新バージョンに
改良新型トゥインゴには、ルノーの車載コネクティビティ、「イージー・コネクト」の最新バージョンが採用される。新しいマルチメディアシステムには、7インチの高解像度タッチスクリーンモニターが装備された。ユーザーフレンドリーなインターフェースと、ショートカットメニューによる使いやすさが追求されており、機能を切り替える時に、必要な操作数を減らした。イージー・コネクトは今後、順次アップグレードが行われる。
改良新型には、Apple「Car Play」とグーグル「Android Auto」が標準装備され、スマートフォンとの連携を実現した。ナビゲーションや音楽などのアプリも利用できる。ハンズフリー通話は、デュアルマイクのフィルター機能を使用して、音質が改善された。オーディオも、スピーカーに2つのツイーターを追加することにより、音質を引き上げている。
TomTomのアップグレードされたコネクテッドナビゲーションも利用できる。「Google Places」のデータベースを使用すると、より簡単で効果的な目的地検索が行える。ユーザーは自分のアプリやサービスを、無線で簡単にアップデートできる。「MY Renault」スマートフォンアプリは、ルノーのディーラーとユーザーを結び、各種サービスを提供する。
◆リアエンジン・リアドライブ継続、エンジンは強化
RR(リアエンジン・リアドライブ)方式は、改良新型でも引き続き採用される。これは、ルノーとダイムラーの提携の成果のひとつ。トゥインゴの車台は、メルセデスベンツ傘下のスマートブランドの『フォーツー』『フォーフォー』と共用されており、トゥインゴもAセグメント車としては珍しいRRレイアウトを引き続き採用する。
改良新型では、リアに積まれるエンジンを強化した。改良新型には、2種類のガソリンエンジンを設定する。排気量998ccの3気筒自然吸気エンジンは、最大出力75hp/6250rpm、最大トルク9.7kgm/4000rpmを獲得する。従来の70hp、9.3kgmに対して、5hp、0.4kgm強化された。トランスミッションは5速MTを組み合わせる。
898ccの3気筒ターボエンジンは、最大出力93hp/5500rpm、最大トルク13.8kgm/2500rpmを引き出す。最大トルクは従来通りだが、最大出力は3hp引き上げられた。トランスミッションは5速MTと6速ATから選択できる。