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本物の隕石でカスタマイズ、BMW 8シリーズ 新型 にワンオフ…ジュネーブモーターショー2019で発表へ
BMWは、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー2019において、『M850i ナイトスカイ』(BMW M850i Night Sky)を初公開すると発表した。
同車は、日本市場にも導入された新型『8シリーズクーペ』の「M850i」グレードがベースのワンオフモデルだ。「BMWインディビジュアル」の手によって、特別なカスタマイズが施される。
そのハイライトは、本物の隕石を使用したこと。BMWインディビジュアルのスペシャリストが、隕石を車内に取り入れることにより、夜空(Night Sky)を表現している。
隕石が使われたのは、センターコンソールのトリムプレート、エンジンのスタート/ストップボタン、8速「ステップトロニック」のセレクターレバー、「iDrive」システム用のタッチコントローラー、ドアシル。これらの部分の装飾に、小惑星の「2003 EH」が大気圏突入で燃え尽きた後、地上に落下してきた隕石を使用した。
BMWによると、氷の結晶のように見える幾何学模様は、「ウィドマンシュテッテン」(Widmanstatten、オーストリアの科学者の名前に由来)構造と呼ばれ、地球上では再現できない非常に遅いプロセスで金属合金が冷却された結果、生成されたものであり、地球外物質の紛れもない特徴だという。
また、アルミ製ブレーキキャリパーは、3Dプリント技術を使って生産された。従来の方法で製造されたものよりも、最大30%軽量化。BMWは、ばね下質量の大幅な削減により、ドライビングダイナミクスと乗り心地を向上させた、としている。