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自動運転シャトルバス、琵琶湖畔で実証実験へ 一般車両・歩行者混在区間で9便を運行
大津市と京阪バス、日本ユニシスは、滋賀県大津市にて自動運転シャトルバスの実証実験を3月21日に実施する。
近年、バス業界で運転手不足が深刻化しているが、高齢者などの交通手段の確保は喫緊の課題となっており、バスをはじめとした公共交通の重要性は年々増している。大津市では、高齢者の移動手段や観光客の二次交通不足の解決策の一つとして自動運転の実用化を目指している。
自動運転シャトルバスの実証実験は、琵琶湖畔とJR大津駅を結ぶ片道約0.7kmの一般車両・歩行者混在区間で実施する。募集した乗車モニターを乗せ、10時30分から16時まで、30分間隔で計9便を運行。走行は自動運転レベル3(条件付自動運転)での運転を想定しているが、乗客の安全確保のため運転手が搭乗し常に安全監視を行う。
実証実験では、シャトルバスとしての運行を見据え、定間隔運行の実現可能性、自動運転バスに対する市民の受容性、シャトルバスに対する市民のニーズを検証。大津市では、実証実験で得られた検証結果をもとに、超高齢社会における新たな移動手段と、観光客の二次交通を実現する新たなモビリティサービスを検討していく。