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トヨタ ハイエース、海外向け新シリーズを世界初披露 日本導入は予定なし

トヨタ自動車は2月18日、『ハイエース』の海外向け新シリーズをフィリピンで世界初公開した。

自動車市場が拡大し続ける新興国・地域では、物流に加えて、観光用ミニバス、乗合バス等の乗客輸送の需要が拡大。ハイエースの新シリーズは、このような多様なニーズに柔軟に対応するために開発した。

新シリーズは、TNGAの設計思想に基づく、刷新された専用プラットフォームを採用し、乗り心地、静粛性、安全性能を大きく向上。各国の様々な道路環境でも安心・安全を感じられる高い耐久性と長距離走行でも疲れない快適な室内を実現している。

ボディタイプはショート・標準ルーフとロング・ハイルーフの2タイプを設定。エクステリアは、セミボンネット化したパッケージを生かしながら、ハイエースの「信頼感・力強さ・機能美」を継承・進化させ、快適かつ先進的な空間を想起させるスタイルとした。

インテリアは、用途に応じて、複数の座席および荷室のレイアウトを用意。乗合バス用途の「コミューター」では、クラス最大の乗車人数17名を設定。新設定の「ツーリズム」では、快適装備と専用インテリアを採用する。また、バンは世界各国のパレットが搭載可能な荷室を確保。大型ドアトリムポケットや大型シート下収納等、機能性を高める一方で、安心感を与える快適な内装デザインを採用している。

エンジンは2.8リットルディーゼルの「1GD」と3.5リットルガソリンの「7GR」を設定。安全面では、ユーロNCAP 5★相当の性能を実現する「トヨタセーフティセンス」を採用する。

ハイエース海外向け新シリーズは、今回のフィリピンでの発売以降、来年にかけて、新興国を中心とした国・地域に順次投入していく。なお、市場環境が異なる日本では、従来モデルを継続していく。