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トヨタ カムリ 新型がプリウス 顔で登場
トヨタ自動車の米国部門は11月14日、ミドルセダンのトヨタ『カムリ』(Toyota Camry)の新型を発表した。トヨタ伝統のセダンに、11代目が登場している。
カムリはトヨタの米国市場における主力車種だ。21年間、米国ミッドサイズセダンカテゴリーで最量販を維持している。2023年上半期(1~6月)はモデル末期でありながら、米国で15万0742台を販売した。前年同期比は10.9%増と2年ぶりに増加する。米国セダン市場は縮小しているが、トヨタブランドでは『RAV4』の18万7017台に次ぐ販売実績を残している。
新型カムリには、ハンマーヘッドをモチーフとした機能性とデザイン性を高次元で両立したフロントデザインを採用した。LEDヘッドライトはコの字デザインとなり、『プリウス』新型を思わせるスポーティなフロントマスクを構築する。
新型カムリは、全車がハイブリッドになる。最新の第5世代のハイブリッドシステムは、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーター、リチウムイオンバッテリーを組み合わせる。駆動方式はFFと電動オンデマンド4WDのAWDを設定した。
ハイブリッドシステム全体のパワーは、従来モデルに対して引き上げられており、FFが225hp、AWDが232hpとなる見通しだ。走行モードは4種類で、エコ、ノーマル、スポーツ、EVが切り替えられる。
ダッシュボード中央のディスプレイは8インチが標準で、オプション(上位グレードには標準)で13.2インチを装備する。ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応した。ドライバー正面には、7インチのデジタルメーターを採用。上位グレードでは、12.3インチのフルデジタルメーターを装備している。