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サーキットにトヨタが展示した燃料電池EVのスポーツカー、市販化の予定は?
トヨタ自動車は12日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久最終戦のイベント広場に、漆黒の『MIRAIスポーツ』を展示した。これは現行「MIRAI」をベースにスポーツモデルとして作り上げられたコンセプトモデルだ。
スーパー耐久レースのサーキットでは水素を学ぶテントの出展や、水素を燃料に燃料電池で発電して走る電気自動車=FCEVなどの展示が恒例となっている。そこに漆黒のMIRAIスポーツは展示された。スーパー耐久第2戦富士24時間レースでお披露目され、そこから進化したバージョンがWEC(世界耐久選手権)富士6時間レースに登場し、これが改めて展示された。
今回の富士スピードウェイでは説明看板は特になく、「MIRAI SPORT CONCEPT」と書かれたポスターがあり、135kW FUEL CEL POWERと動力源の写真、小さく128kWと書かれた文字。さらに下にはEmotional FCEV、Emotional MIRAIと書かれている。注意書きとして「当モデルは市販車モデルではございません」とある。
マットブラックのボディカラー、21インチのホイールに赤いブレーキキャリパーが装着されている。程よく車高が下げられているほかに、リアにはウイングも装着されており、スポーツマインドを刺激される。専用バンパーなども走りを感じさせる。出力はノーマルの128kWから135kWへ高められていることもあり、走りには期待できそうだ。市販予定は無いとのことだが、このまま市販されていてもおかしく無い仕上がりだ。