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ホンダ CR-V に燃料電EV仕様登場、レースのサーキットで展示
ホンダは12日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久最終戦のイベント広場に、『CR-V』のFCEV(燃料電池電気自動車)バージョンを展示した。
ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE第7戦『S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス』が開催された富士スピードウェイ。スーパー耐久レース会場での付帯イベントでは恒例となっている、水素を学ぶテント出展や、水素を燃料に走るFCVなども展示が行われた。
その一画にホンダがブースを展開、FCEVとして開発されているCR-Vが展示された。ホンダは今年2月に水素事業に関する説明会を実施しており、アメリカのゼネラルモーターズ(GM)と共同開発している次世代燃料電池システム「e:EUEL CELL」のコンセプトモデルを公開するとともに、CR-Vをベースに燃料電池車CR-V FCEVを2024年に日本国内に導入すると発表している。それが今回展示された車両だ。
このCR-V FCEVは水素を燃料して走行する以外に、プラグインハイブリッド車と同じように電気を充電することでも走行が可能だ。車両左前には充電リッド、車両左後方には水素充填リッドを装備する。車体下には水素タンクが装備されている。
車体はラッピングが施されているが偽装のためのラッピングではなく、水素を使った車ということをアピールするラッピングが施されており、Hydrogen=水素の文字も見られる。
次世代燃料電池システム「e:EUEL CELL」のコンセプトモデルも同じく展示され、その仕組みを見ることもできた。