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トヨタ クラウンセダンの「ニューフォーマル」って何?…パーソナルにもビジネスにも
トヨタ自動車は11月2日、『クラウン(セダン)』新型を発表した。セダンを再定義する新スタイルで、パーソナルにもビジネスにも応える「ニューフォーマル」という新たな価値観に挑戦した。
価格はFCEVが830万円、HEVが730万円。サブスクリプションサービス「KINTO」(個人・法人)でも、11月9日より取扱いを開始する。月々10万8130円から乗ることができる。
◆トヨタがめざしたニューフォーマルセダン
FRプラットフォームを生かした水平基調の伸びやかなプロポーションにより、かつてのセダンにはない伸びやかで美しいたたずまいを実現した。フロントフェイスは、鋭さとワイド感を強調する「ハンマーヘッド」と、縦基調のパターンを施した大型台形グリル「アンダープライオリティ」を組み合わせ、トヨタのフラッグシップとしての存在感を強調。リヤには、ワイド感を強調した横一文字のテールランプを採用した。
インテリアには大型の杢目調パネルを採用し、インストルメントパネルから左右のドアに連続する配置やコンソールが浮き出て見えるようにすることで、アイランドアーキテクチャーを強調。落ち着きがありながら、広がりのある室内空間を創出した。また、おもてなしの心を込めた、日本ならではの光による演出を取り入れた。インストルメントパネル左右や前席足元、リヤドアトリム左右には全64色に色替え対応可能なLED照明を配置。行燈のような柔らかい灯りによる間接光が室内に奥行きと心地よさを提供する。
ボディカラーはフォーマルユースからパーソナルユースまで、大人の感性に応える全6色を設定。ホワイト、シルバー、ブラックはよりフォーマルな印象に。メタルやグレー、ブロンズはパーソナルユースの印象を与える。インテリアは2色で、上質なブラックと華やかな空気感を演出するミッドブラウンを用意した。
◆ショーファーニーズに応える快適な後席
クラウン(セダン)はホイールベースを3メートルに設定し、ショーファーニーズに応えるべく、後席のゆとりを創出。足元のスペースも広くなり、足抜きしやすいスムーズな乗り降りを実現した。
また、極上の移動空間を提供する数々のおもてなし装備を設置した。40/20/40分割のリヤパワーシートは好みの位置にリクライニングできるほか、背もたれおよび座面内のエアブラダー(空気袋)を膨張させることで背中から大腿部までを押圧し、心身のリフレッシュに寄与。日差しを遮る電動式サンシェードも装備する。