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プジョー がミドルクラスSUVのEV、『E-3008』を発表…航続700km
プジョーは11月1日、ミドルクラスSUV『3008』新型のEV『E-3008』(Peugeot E-3008)を、スイスで開幕したチューリッヒモーターショー2023でワールドプレミアした。
E-3008は、プジョーが属するステランティスの新世代EV向けプラットフォーム「STLAミディアム」を初めて使用する。EVパワートレインは、2WDの「210hp」、2WDの「230hpロングレンジ」、4WDの「320hpデュアルモーター」の3種類。リチウムイオンバッテリーの蓄電容量は最大で98kWhだ。1回の充電での航続は、210hp仕様が最大525km、230hpロングレンジ仕様が最大700km、320hpデュアルモーター仕様が最大525kmに到達する。
充電は、モード2/3(交流)とモード4(直流)の接続が可能。交流充電では、出力11kWの三相充電器が標準で、出力22kWの三相充電器がオプションとして用意されている。直流の急速充電では、モード4のソケットは最大出力160kWに対応する。2WDの210hp仕様の場合、バッテリーの80%の容量を、およそ30分で充電することができる。
E-3008は、エアロダイナミクスを追求したデザインが特長だ。プジョーはE-3008を「ファストバックSUV」と呼ぶ。ボディサイズは全長4540mm、全幅1890mm、全高1640mm、ホイールベース2730mm。フロントに新たなデザインを採用した。プジョーならではの3本爪のライトシグネチャーはそのままに、ヘッドランプとグリルの処理を新しくした。フロントマスクは、新しいPEUGEOTエンブレムを中心にデザインされ、ボディ同色仕上げとグラデーションを施すことで、ライトとグリルが一体に見えるようにした。
「PEUGEOT i-Cockpit」の最新版、「PEUGEOTパノラマi-COCKPIT」を初採用する。PEUGEOTパノラマi-COCKPITでは、ダッシュボードの上に浮かんで見える21インチの高精細曲面パノラマタッチスクリーン、その下に新デザインの「i-Toggles」、新形状のコンパクトなステアリングホイールが特長だ。
新型では、PEUGEOT i-Cockpitの3つの基本要素のうち、ヘッドアップディスプレイと大型センタータッチスクリーンの2つを統合した。21インチの高解像度パネルを使用した曲面パノラマスクリーンは、ダッシュボードの左端からセンターコンソールまで伸びている。このパノラマスクリーンは、ダッシュボードの上に浮いているように見える、としている。