注目の自動車ニュース
メルセデスAMG GT 4ドアクーペ、V8搭載車を改良…表情変化
メルセデスベンツは10月31日、高性能4ドアクーペのメルセデスAMG 『GT 4ドアクーペ』(Mercedes-AMG GT 4 Door Coupe)のV8搭載車を欧州で改良すると発表した。
改良モデルでは、フロントマスクを変更した。AMG専用グリルの下のエアインテークがワイド化されている。フロントバンパーの両サイドには、縦型のエアダクトが組み込まれた。これらのデザイン変更は、新型メルセデス『AMG GTクーペ』のモチーフを取り入れたものだ。ボディカラーには、新色のオパライト・ホワイト・メタリックが追加されている。
電動サンルーフと「EASY PACK」テールゲートを標準装備した。後席の間には、ワイヤレスのスマートフォン充電が標準装備される。デジタルマルチメディアシステムの「MBUX(メルセデスベンツ ユーザーエクスペリエンス)」は刷新され、AMG専用に新設計されたディスプレイと、カスタマイズが可能な機能を備えている。
「Burmester」サラウンド・サウンド・システムを標準装備した。オプションでBurmesterのハイエンド3Dサラウンド・サウンド・システムが選択できる。「ドルビーアトモス」が新たなサウンド体験を実現しているという。
パワートレインは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給したユニットだ。このエンジンは、最大出力585hp/5500~6500rpm、最大トルク81.6kgm/2350~5000rpmを引き出す。
トランスミッションは、9速の「AMGスピードシフトMCT 9G」。駆動方式は4WDで、AMGパフォーマンス仕様の4MATIC+となり、駆動トルクの可変配分が可能だ。0~100km/h加速は3.4秒で駆け抜け、最高速は310km/hに到達する。
さらなるパフォーマンスを求める顧客には、「S」仕様を用意する。この「63S 4MATIC+」では、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンの最大出力が639hp/5500~6500rpm、最大トルクが91.8kgm/2500~4500rpmへ引き上げられる。0~100km/h加速3.2秒、最高速315km/hの優れた動力性能を実現した。
また、アダプティブ・アジャスタブル・ダンピングを備えた「AMG RIDE CONTROL+」エアサスペンション、アクティブ・リア・アクスル・ステアリング、電子制御リアアクスルディファレンシャルロック、「MULTIBEAM LED」ヘッドライトが装備されている。