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ランクル 40 に725馬力のV8移植、トヨタ『FJブルーザー』登場…SEMA 2023
トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は10月31日、カスタマイズカー『FJブルーザー』を米国ラスベガスで開幕したSEMAショー2023で初公開した。『ランドクルーザー』(250)の米国市場復帰に合わせて、トヨタはランドクルーザーのルーツに敬意を表し、FJブルーザーを開発した。
FJブルーザーは、1966年製の3代目ランドクルーザー(40シリーズ)がベースだ。この40シリーズを含めて、ランドクルーザーの型式に付されていた「FJ」を、FJブルーザーはモデル名に使用している。
FJブルーザーのハイライトは、40系ランドクルーザーのピックアップトラックからオリジナルのエンジンを下ろし、NASCAR用のV8エンジンを搭載するというものだ。NASCARカップカー用のV8エンジンは、最大出力725hpを発生する。トランスミッションは3速ATを組み合わせた。MagnaFlow製のエキゾーストを装着する。
ソリッドアクスルを採用。フロントとリアにCurrie製ディファレンシャル、Advanced Adapter Atlas製トランスファーケースを装備した。このパワートレインのセットアップにより、オフロードでの20km/hの低速走行と、オンロードでの最高速265km/hの性能を可能にしている。
フルチューブのシャシーとロールケージを製作し、ボディを剛性の高い新設計のカスタムフレームに組み合わせた。Fox製ショックとEibach製スプリングを備えたフルトレーリングアームサスペンションを装備。42インチのBF Goodrich製タイヤを20インチのホイールに組み合わせている。