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ヒョンデの新型小型電動SUV『コナ』、11月1日発売—価格は399万3000円より
ヒョンデモビリティジャパンは、9月27日より予約販売を開始した新型小型電動SUV『KONA(コナ)』の日本国内での販売を11月1日より開始する。
コナは、未来的なデザインとスペースユーティリティ、V2L/V2Hをはじめとした様々な便利な機能を持つ「マルチプレイヤー」なコンパクトSUV。『アイオニック5』に続き、ヒョンデが日本で発売する2車種目の電気自動車(EV)となる。
日本向けグレードは48.6kWhバッテリーを搭載する「カジュアル」、64.8kWhバッテリーの「ボヤージュ」「ラウンジ」「ラウンジ ツートン」、計4種類を展開。一充電走行距離(WLTCモード・自社測定値)はカジュアルが456km、ボヤージュが625km、ラウンジ/ラウンジ ツートンが541km。充電ステーション到着前に加温もしくは冷却し、バッテリー温度を最適化かつ、充電時間を短縮する「バッテリー・プリコンディショニング2」を初採用した。
ドライブモードは「エコ」「ノーマル」「スポーツ」「スノー」の4種類を用意し、ストップ&ゴーの多い日本の交通事情に合わせ、アクセルレスポンスを最適化。リヤマルチリンクサスペンションの採用と高出力駆動モーターにより、気持ちの良いドライブが楽しめる。また、「i-PEDAL」モードでワンペダル走行も可能な回生ブレーキシステムは、前方の交通状況に応じて回生ブレーキの量を自動的に調整する。電気製品を使用できるV2L(外部給電)機能も装備。アウトドアなどさまざまな場面で活躍できるほか、万が一の事態には、車両を自宅のV2H機器とつないで、家庭の電力としても使用できる。
エクステリアは一目で「KONA」とわかる前後のシームレスホライゾンランプとダイナミックなサイドプロポーションを採用し、未来的で個性豊かなデザインを実現。空力性能を徹底的に追求し、CD値0.27を達成、電力消費の低減に貢献している。インテリアでは開放的な水平基調のダッシュボードと12.3インチクラスターとナビゲーションディスプレイが統合した12.3インチパノラマディスプレイを採用。先進性と使いやすさが融合したコックピットとした。
ナビゲーションにはAR機能を搭載。ディスプレイに映るフロントカメラ映像に、車線や矢印等のAR効果を表示し、行先を分かりやすく案内する。このほか、車両の走行情報や電費情報、近隣充電ステーションや走行可能エリア表示等、EVならではの便利な専用コンテンツを採用した。オーディオはコナ専用設計のBOSEプレミアムサウンドシステムを搭載。OTAでナビゲーションマップやソフトウェアのワイヤレスアップデートが可能な先進コネクテッド技術も搭載する。ヒョンデとして日本初採用のデジタルキー(NFCカード付)では、スマートフォンデバイスで車両のロック・アンロック、始動が可能。複数のデバイスでシェアすることもできる。
安全面では最新世代の先進運転支援システム「ヒョンデ スマートセンス」を搭載。事故自動通報システム(ACN)も初採用し、エアバッグ展開の事故発生時、信号がヒョンデカスタマーセンターに伝送され、迅速な事故対応をサポートする。
エクステリアカラーは全8カラー(うち2トーンカラーが3種類)、インテリアカラーは全3カラーを設定。価格はカジュアルが399万3000円、ボヤージュが452万1000円、ラウンジ/ラウンジ ツートンが489万5000円。11月1日12時よりヒョンデサイトにて販売開始予定。また、ヒョンデの各拠点での試乗は10月30日15時より受付、11月1日から開始する。