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日産が小型セダンをカスタム、カップカーをイメージした高性能モデル
日産自動車は、コンパクトセダン『セントラ』をベースに大幅に性能を向上させた『セントラDETコンセプト』を、10月31日に米国ラスベガスで開幕するSEMAショー2023で初公開する。
セントラは日産が北米を中心に販売しているコンパクトセダン。カナダでは2021年よりワンメイクレース「日産セントラカップ」が開催され、2024年には米国ラウンドが追加される予定だ。今回初公開するセントラDETコンセプトは同シリーズで使用するカップカーから着想を得たコンセプトモデル。タイルと力強さを融合し、歴代セントラのスポーツグレード「SE-R」およびNISMOの伝統に対するオマージュを表している。
DETとは「Dual overhead cam(デュアルオーバーヘッドカム)」、「Electronic fuel injection(電子燃料噴射)」、「Turbo(ターボ)」の略。『シルビア/180SX』『パルサーGTI-R』『スカイライン』『ステージア』など、歴代の日産スポーツモデルに搭載された高性能エンジンで使われていた呼称だ。
セントラDETコンセプトのパワートレインは、高性能ターボチャージャー付MR20DD 2リットルエンジンと6速MTの組み合わせ。ステンレス製のNISMO B18 パフォーマンスエキゾーストがエンジン音に迫力を与える。また、GT4プロレーサーのブライアン・ハイトコッター選手の意見を取り入れ、エンジンのハイパワー化に合わせて、ツインチューブショックとリニアレートスプリングを特徴とするNISMO専用サスペンションを装着する。足元には18インチNISMO LM-RS6ホイールと高性能タイヤADVAN Neova AD09を装着。室内にはレカロスポーツスターCSフロントシートとNISMO GTシフトノブを採用する。