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【メルセデスAMG GT 4ドアクーペ】日本発表、「全く新しい次元のドライビング体験を提供」
メルセデス・ベンツ日本は2月14日、AMGブランドの新型車『メルセデスAMG GT 4ドアクーペ』の受注を開始した。価格は1176万~2477万円で、納車開始は5月以降を予定しているという。
GT 4ドアクーペは、メルセデスAMG部門が独自開発した新型スポーツカーの第3弾となる。メルセデスAMGでAMGスポーツカー商品企画統括を務めるサイモン・トムス氏は同日、都内で開いた発表会で「真のスポーツカーの機能を持ったものがAMGファミリーに加わる」とし上で、「GT 4ドアクーペは、これまでに私どもが手を付けなったAMGのマーケットを開拓し、全く新しい次元のドライビング体験を提供してくれる」と紹介した。
さらに「スポーツカーのテクノロジーだけではなく、日々の使い勝手の良さ、利便性も備えている。このクルマを手にして頂くことで、スポーツカーのセグメントをお客様に提供できるだけでなく、これまでにないレースコースにも対応できるようなドライビング性能と、ファミリーユースの利便性も提供してくれる」とした。
また「テクニカルなアーキテクチャーということでは、2ドアと4ドアでは違いがあるが、比類なきパフォーマンスという点では同じ」と指摘し、「7分25秒42、これはGT 4ドアクーペがニュルブルクリンクサーキット北コースで出した量産4ドアとして最高記録となる」と胸を張った。
日本に導入されるGT 4ドアクーペのラインアップは最高出力639馬力、最大トルク900Nmを発生する4リットルV8直噴ツインターボエンジン搭載のGT 63 S 4MATIC+、3リットル直列6気筒エンジンとインテグレーテッドスタータージェネレーター(ISG)を搭載する435馬力、520NmモデルのGT 53 4MATIC+、367馬力、500NmモデルのGT 43 4MATIC+の設定で、GT 63 S 4MATIC+には限定車のEdition 1も用意されている。
エクステリアに関してトムス氏は「GTファミリーとはっきりわかるようAMG独特のラジエターグリル、ロングサイズのボンネット、パワードーム、大型の吸気口も備えている」と解説。
一方、インテリアについては「リアシートは折り畳み式になっており、これが日常の使い勝手の良さ、GT 4ドアクーペのいいところ」と強調した。ちなみにトランク容量は最大395リットル、リアシートを倒すと同1324リットルまで広がるという。
また競合車を問われたトムス氏は「4ドアスポーツカーということではマセラティやポルシェ『パナメーラ』がライバルになる」としながらも、「最終的にはお客様が決めることいなる。お客様は自分に最もフィットしているのはどれかということを考えて決めると思うが、私たちには自信がある」と話していた。