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メルセデス版 カングー、『シタン』にルノーの新世代エンジン…燃費は21.7km/リットル
メルセデスベンツは2月5日、『シタン ツアラー』(mercedes-Benz Citan Tourer)の欧州仕様車に、ルノー製の新世代エンジンを搭載すると発表した。
『シタン』は2012年4月、メルセデスベンツの新型LCV(軽商用車)として誕生した。ダイムラーとルノーの提携効果を生かし、ルノーのLCV、『カングー』をベースに開発されたのが、シタンとなる。
カングーとの違いは、フロントマスクだ。スリーポインテッドスターを配したグリルやヘッドランプは、シタンの専用デザインとなっており、メルセデスベンツ車の一員との主張を明確にした。
ラインナップは、カングーに準じる。ホイールベースや全長の違いによって、「コンパクト」、「ロング」、「エクストラロング」の3タイプを設定した。ボディの種類はパネルバンを基本に、商用ユースに対応した各種モデルを用意する。また、乗用ミニバンのシタン ツアラーもラインナップした。
メルセデスベンツは今回、欧州向けのシタン ツアラーに、ルノー製の新世代エンジンを搭載すると発表した。OM608型直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、静粛性に優れ、低排出ガスでパワフルという特徴を備えるという。
最大出力は80hp、95hp、116hpの3種類を設定する。最も環境性能の高い仕様で燃費は21.7km/リットル、CO2排出量は121g/kmを実現している。