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シボレー コルベットに最強の『ZR1』が帰ってくる!V8ターボで歴代トップの850馬力か
今年5月、高性能モデル「Z06」の日本導入が発表されたばかりのシボレー『コルベット』だが、ついに最強グレードとなる「ZR1」の投入が確実となった。市販型のプロトタイプを初スクープだ。気になるそのパフォーマンスとは。
◆V8ツインターボで歴代最強の850psに到達か
今回ニュルブルクリンク付近で捉えたZR1のプロトタイプは全体がカモフラージュで覆われているものの、そのディテールを見ると凄味を感じさせる強化パーツが満載だ。
フロントエンドには、ノーズから空気を導くための通気口付きボンネットフードが確認できる。そのほかでは、大型のフロントスプリッター、コーナーダイブプレーンを装備。リアには大型リアウィングを装着、アグレッシブなディフューザーのセンターには、円形クワッドエキゾーストパイプがインストールされている。
全体として「Z07パフォーマンスパッケージ」装着車に似ているが、リアフェンダー上部やエンジンベイ上にエアインテークが設けられており、ただのドレスアップではなく強化された心臓を持つことがわかる。
C8型コルベットのパワートレインは6.2リットルV型8気筒エンジンで、最高出力495psを発揮する。Z06は新開発の自然吸気5.5リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力670psと現段階で最強のコルベットとなっている。そしてついに、先代で設定されていた最強グレードのZR1が投入されるが、注目はそのパワーだ。
ZR1では5.5リットルV型8気筒エンジンをツインターボ化、先代では755psだった出力はコルベット史上最強となる850psになると予想されている。この圧倒的なパワーを支えるトランスミッションは8速デュアルクラッチの一択となるとみられている。
さらに、これだけで終わないのがコルベットだ。実はZR1の発売後、デュアルモーターによるフルエレクトリック全輪駆動システムを搭載したBEV「ZORA」が開発中とされており、こちらは脅威の1000psオーバーと噂されている。