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マイチェン飛ばして一気に世代交代へ、BMW『2シリーズ グランクーペ』次期型デザインは
BMW『2シリーズ グランクーペ』は、第2世代の2シリーズから投入された4ドアクーペ(セダン)だ。2020年に登場したばかりで本来はフェイスリフトのタイミングだが、それをスキップして一気にフルモデルチェンジとなる。スクープ情報をもとに、その最終デザインをプレビューする。
◆最上級モデル「M235 xDrive」を大予想!
度々目撃されてきたプロトタイプ車両からわかっているのは、一見マイナーチェンジと思えるほどそのプロポーションやコンセプトが変わらないことだ。これまでカモフラージュで隠されていたデザインは一体どのようなものなのか…?海外自動車メディア「KOLESA RU」の協力により、プロトタイプのスパイショットと最新情報をもとに予想CGを制作。後部に円形のクワッドエキゾーストパイプを装着した、最上級モデルの「M235 xDrive」をイメージした。
コードネーム「F74」と呼ばれる次期型は、全体のシルエットは従来型そのままに、ディテールをよりシャープに仕上げたエクステリアデザインとなる。『5シリーズ』にインスパイアされたと思われるヘッドライトにより、フロントエンドはより精悍な表情となる。キドニーグリルは巨大化されず、六角のハニカムメッシュでスポーティに仕上げられる、下部インテークもアグレッシブだ。
次期型では、標準で18インチのホイールを、オプションで19インチが用意されるという。他の上級モデルに見られる照明グリルもオプション装備の一部になると伝えられている。
パワートレインは、最高出力244ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンをベースに、「M235i xDrive」には、最高出力316ps、最大トルク400Nmを発揮するより強力な直列4気筒が搭載されると思われる。現行型で叶わなかった48Vマイルドハイブリッド採用の可能性もありそうだ。
BMWがフルエレクトリック化に向けた戦略を進める中、この小型セダンはブランド最後のICE(内燃機関)の1台となる可能性がある。ワールドプレミアは、2024年後半と予想されている。