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BMW 7シリーズ 新型、レベル2の部分自動運転が可能に…2024年春からドイツで
BMWは2024年春から、大型サルーンの『7シリーズ』新型のドイツ仕様車に、SAEレベル2の自動運転を可能にする「ドライビング・アシスタント・プロフェッショナル・パッケージ」を設定すると発表した。
BMWグループは、ドイツの連邦自動車交通局から最高速130km/hでの部分的な自動運転の認可を取得した最初の自動車メーカーだ。すでに米国とカナダで用意されている「BMWハイウェイ・アシスタント」が、ドイツではドライビング・アシスタント・プロフェッショナル・パッケージとして、7シリーズにオプション設定される。
ドライビング・アシスタント・プロフェッショナル・パッケージを選択することにより、7シリーズのドライバーは一定の条件下において、ステアリングホイールから手を離し、楽な姿勢で運転することができるようになる。高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し、安全に寄与する先進運転支援システム(ADAS)だ。
この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにステアリングホイールを確実に操作することができる状態にあることが前提になる。この前提を満たせば、一定の条件下において、ステアリングホイールから手を離しての走行が可能になる。
ドライビング・アシスタント・プロフェッショナル・パッケージでは、車道が分離された複数車線の道路でも作動する。機能が作動するかどうかは、インフォメーションディスプレイに表示される。適切に指定された区間では、ドライバーは長時間ステアリングホイールから手を離すことができ、快適なポジションを保つことができる。
このパッケージに含まれる「アクティブ・レーン・チェンジ・アシスタント」は、追い越し操作に必要なステアリング操作を行い、必要に応じて車速を調整することができる。さらに、ドライバーは初めて、このシステムが提案する車線変更を、ドアミラーを見て確認するだけで開始できるようになる、としている。