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ホンダの中型SUV『パスポート』、オフロード性能を向上
ホンダの米国部門は10月4日、ミドルクラスSUV『パスポート』(Honda Passport)の2024年モデルを発表した。「トレイルスポーツ」グレードが、オフロード性能を引き上げている。
2024年モデルの『パスポート・トレイルスポーツ』には、専用の新しいオフロードチューニングサスペンションを採用した。スプリングレートの変更、ダンパーバルブのチューニング強化、スタビライザーの最適化により、オンロードでの快適性とクラス最高レベルのハンドリング性能を犠牲にすることなく、前後アクスルが逆位相でストロークする状態での性能を高めると同時に、オフロードでの乗り心地を向上させた、と自負する。
また、2024年モデルのパスポート・トレイルスポーツには、パスポートとしては初めて、オールテレーンタイヤを装着し、オフロードでの走行性能を追求している。標準装備のGeneral GrabberのA/Txタイヤは245/60R18サイズで、ダートや岩場、雪道などでのトラクションを向上させながら、オンロードでは静かで快適な乗り心地を保つという。
ピューター塗装のハイライトが施された削り出しの18インチホイールは、パスポート・トレイルスポーツの専用装備だ。フロントとリアのトレッドを10mm拡大し、安定性を向上させている。
ホンダの米国向けSUVやピックアップトラックにオフロード仕様車として設定される新シリーズが、トレイルスポーツだ。パスポート・トレイルスポーツでは、専用の内外装を採用した。エクステリアは、グリルが専用デザイン。前後バンパーには、シルバー仕上げのスキッドガーニッシュが備わる。オレンジの「TrailSport」エンブレムが、フロントグリルとテールゲートに添えられた。「Passport」と「AWD」のエンブレムは、クロームからグロスブラックに変更されている。
室内では、ステアリングホイール、ドアパネル、シートにオレンジ色のコントラストステッチが添えられた。フロントシートのヘッドレストとオールシーズンラバーフロアマットには、TrailSportのロゴが刺繍されている。