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ポルシェ『944』、1台限りのシューティングブレークに…実車とダイキャストスケールモデルが同時発表
ポルシェはスポーツカー『944』(1987年製)をベースに、1台限りのシューティングブレーク化したモデルを、米国で開催されたポルシェ最大規模のファンミーティング「Rennsport Reunion 7」で初公開した。
このポルシェ944は、クーデンスポーツによって、クラシックなシューティングブレークボディにカスタマイズされた。車体後部は完全に変更されており、2ドアワゴンスポーツカーに仕上げられた。
また、この944は、悪路やラリーステージ用に設計されている。カスタムメイドのロールケージとレカロ製レーシングシートを装備し、乗員の安全を確保。さらに、アイバッハ製スプリングやオフロード用ピレリ製タイヤ、PCIレース無線システム、トリプルLEDライトなどの最新技術が採用されている。
オリジナルのポルシェ944は1982年、『924』と『911 SC』の中間に位置するモデルとして誕生した。944は924をベースにしながら、角型ラバーバッファー付きのボディ同色フロントスポイラーなどの専用装備が採用されていた。
944には、ポルシェが開発した2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。デビュー当初の最大出力は163ps。最終モデルイヤーの1989年モデルでは、排気量が2.7リットルに拡大し、最大出力は165psに引き上げられた。
1985年には、トップモデルとして、『944ターボ』が登場した。2.5リットルターボエンジンは最大出力220psを発生。1988年モデルの「ターボS」には大容量ターボチャージャーが装着され、最大出力は250psを達成していた。
なお、Rennsport Reunion 7では、このポルシェ944のワンオフモデルを、ホットウィールが64分の1スケールのダイキャストモデル化し、2024年に限定販売されることが発表されている。