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最後のエンジン搭載MINIか、『JCWコンバーチブル』次期型プロトタイプを目撃
「2025年に最後のエンジン車を発売する」としてEVブランドへと舵を切ったMINI。今回スクープした「MINIコンバーチブル」は、その最後のエンジン車(ICE)のうちの一台と思われる。
かなり厳重にカモフラージュされているが、それでもいくつかのヒントが見られる。最も注目すべきは、このプロトタイプは9月にEVとして発表された最新のハッチバックやクロスオーバーとは異なり、従来のICEがベースになっている点だ。フロントマスクの形状やサイドモール、テールランプの形状からも見て取れる。ICEとEVは本質的にはまったく異なり、EVでは専用の電気プラットフォームを採用する。
そして、足まわりには赤いブレーキキャリパーを備えた大型ブレーキを装備するほか、リアバンパー中央には、現行モデルのデュアルマフラーと異なる、極太のシングルエキゾーストパイプがインストールされていることから、ICEをベースとした高性能「JCW」(ジョン・クーパー・ワークス)版と見られる。
一方でキャビン内は、新型の電動MINIに倣ったアップデートが施されるようだ。従来とは異なる大きな丸いOLEDセンタースクリーンを搭載していることが一部の画像からもわかる。
パワートレインは、最高出力136psを発揮する1.5リットル直列3気筒エンジン、最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンをラインアップ。JCWでは最高出力231psを発揮するが、新型ではマイルドハイブリッドアシストを獲得することが予想されている。
2030年代前半までにフルEVブランドとなることをめざすMINI。この次期型がICEを搭載した最後のJCWコンバーチブルとなるだろう。デビューは2024年内が期待される。