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営業バス路線を自動運転で運行、東京・西新宿エリアで…東海理化の走行位置検出技術を活用

  • 《写真提供 埼玉工業大学》
  • 《写真提供 埼玉工業大学》
  • 《写真提供 東海理化》
  • 《画像提供 埼玉工業大学》

東京都は、自動運転技術を活用したまちづくり推進の一環で、西新宿エリアで自動運転バスを実際の営業バス路線と同様に走行させる。

自動運転バスの運行は10月2日から13日まで。新宿駅西口(地下)~都庁第一本庁舎~都庁第二本庁舎~新宿駅西口と、現在の営業バス路線である都庁循環(CH01)と同じルートを運行する。

車両は日野『レインボー』をベースに、GNSSやLiDAR、姿勢制御するセンターの「IMU車外カメラ」を装備したものを埼玉工業大学が提供し、運行は京王バスが担当する。

運行の乗車運賃は無料で、乗車には事前にウェブでの利用者登録と乗車予約が必要。

運転手搭乗型の自動運転レベル2(部分的な自動運転)で走行する。走行時は周囲の交通流を阻害しない程度の最高速度50km/h程度で走行する。着席定員は18人。

運行では東海理化も参画する。これまでに培った技術や知見を活かし、カメラで撮影した映像に画像認識技術を施し、車両から周辺路側・車線などの区画線間の距離計測をすることで、自動運転バスの走行中の位置を検出する。また、東海理化は自動運転バスの車外に取付けた複数台のカメラの映像を合成処理し、映像品質を維持したまま低遅延な伝送を可能にした遠隔監視システムも提供する。