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メルセデスベンツ GLE/GLEクーペ 改良新型発売、全モデルを電動化

  • 《写真提供:メルセデス・ベンツ日本》
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メルセデス・ベンツ日本は9月28日、ミドルクラスSUV『GLE』『GLEクーペ』改良新型の販売を開始した。

GLE/GLEクーペ改良新型は全車ISG(マイルドハイブリッドシステム)を搭載。価格はGLE 300d 4MATICが1376万円、GLE450d 4MATIC スポーツが1466万円、メルセデスAMG GLE53 4MATIC+スポーツが1728万円。GLE450d 4MATIC スポーツ クーペが1480万円、メルセデスAMG GLE53 4MATIC+クーペが1805万円。

◆内外装デザインを刷新
GLE/GLEクーペ改良新型は内外装デザインを刷新。よりシャープでメルセデスSUVの統一感ある新デザインのヘッドライトやテールライトを採用した。また、フロントバンパーもSUVらしさを強調した新デザインとし、足元には新色のホイールを装着する。GLE300d、GLE450d、GLE450dクーペは、クロームの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられたスターパターンフロントグリルを採用。GLE53、GLE53クーペは新デザインのボンネットエンブレムを装着する。

インテリアでは、最新世代のステアリングホイールを採用。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定も手元で完結できる。また、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。また、ブルメスターサラウンドサウンドシステムを標準設定。心地よいサウンドを楽しむことができる。

◆全モデルISG搭載で電動化
先代「GLE400d 4MATIC」「GLE400d 4MATICクーペ」にはISGを組み合わせ、「GLE450d 4MATIC、「GLE450d 4MATIC」としてラインアップに追加。全モデルが電動化となった。

ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねる。この電気モーターと48V電気システムにより、回生ブレーキによる発電を行い、容量約1kWhのリチウムイオンバッテリーに充電。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現する。また、アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に維持。効率性、快適性および静粛性に寄与する。さらにシフトチェンジ時には、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためにアシスト。シフトチェンジに必要な時間を短縮し、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現する。

◆トランスペアレントボンネットを全モデル標準装備
GLE/GLEクーペ改良新型は、ダイナミックセレクトに「オフロード」モードを追加。オフロードモードでは、トランスミッションの特性を切り替え、雪道や悪路での走破性を高める。またDSR(ダウンヒルスピードレギュレーション)も備え、急な下り坂での安定した走行をサポートする。

オフロードモードでは、360°カメラシステムを使った「トランスペアレントボンネット」機能が利用できる。メディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像を仮想的に映し出し、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害を車外に出ることなく確認できる。

また、新開発のオフロードスクリーンは、コックピットディスプレイおよびメディアディスプレイに情報や操作スイッチ類、さまざまな機能を分かりやすく配置する。車両の傾き、路面の勾配、標高、経度緯度、コンパスのほか、車速、エンジン回転数を表示。これに加え、メディアディスプレイには、周辺地形における現在の姿勢やフロントホイールの操舵角などを表示する。

さらにMBUX ARナビゲーションを採用。車両前面に広がる現実の景色をナビゲーション画面の一部に映し出し、進むべき道路に矢印を表示する。