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メルセデスベンツ GLA 改良新型発売…アダプティブハイビームアシスト標準装備
メルセデス・ベンツ日本は9月26日、コンパクトSUV『GLA』改良新型の販売を開始した。価格は1.4リットルガソリンモデルの「GLA180」が599万円、2.0リットルディーゼルモデルの「GLA200d」が655万円。
GLA改良新型はエクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートした。また、安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシストを全モデルに標準装備。さらにブルメスターサラウンドサウンドシステムをオプションで用意した。
◆SUVらしさを強調するエクステリアデザイン
フロントグリルにはメルセデスベンツSUVに共通する特徴的なデザインのルーバーを装備する。フロントバンパーはSUVらしさを強調した新デザインとし、ヘッドライトデザインもよりシャープな印象に。また、交通状況に応じてハイビームとロービームを切り替え、ヘッドライトの照射範囲を自動で調整し、あらゆる状況下において常に最大限の視界を確保する「アダプティブハイビームアシスト」を標準装備とした。AMGラインパッケージは、クローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられたシングルルーバーのフロントグリルを採用。下部に広がる台形とその両サイドには大口径のエアインテークを配置し、よりアグレッシブかつパワフルなデザインとした。
リアデザインでは、新意匠のリアディフューザーを採用し、スポーティかつ安定感のあるリアビューを演出。LEDリアコンビネーションランプのデザインを変更し、よりシャープな印象を与えるリアデザインとした。ホイールデザインも刷新し、GLA180とGLA200dの標準仕様は18インチアルミホイールで足元をスポーティに演出。AMGラインパッケージは20インチAMGアルミホイールを装着するとともに、ホイールアーチをブラックからボディ同色にすることで都会的な印象となった。また、外装色に新色「ハイパーブルー」「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」を追加した。
◆最新世代のMBUXを標準装備
インテリアでは、より直感的な操作が可能な新世代ステアリングホイールを採用。オプションのAMGラインパッケージでは、3本のツインスポークタイプとなり、より近未来的なスポーティさを演出する。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定も手元で完結できる。また、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインになった。
対話型インフォテインメントシステムは最新世代の「MBUX(メルセデスベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を標準装備した。ボイスコントロールは「ハイ.メルセデス」をキーワードとして起動。目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応する。また、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでも様々な操作ができ、ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けできる。さらにメルセデスベンツの最新世代のナビゲーションシステムとMBUX ARナビゲーションをオプション設定。車両前面に広がる現実の景色をナビゲーション画面の一部に映し出し、進むべき道路に矢印を表示する。また、ブルメスターサラウンドサウンドシステムをオプション設定。心地よいサウンドを楽しむことができる。
◆アダプティブダンピングシステム付サスペンションをオプション設定
CLA180は、1.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「M282」を搭載。デルタ形シリンダーヘッドを採用し、軽量化、省スペース性能を高めている。また、吸気ダクトにヘルムホルツ共鳴器を採用し、触媒コンバーターには遮音シールを施すなど、ノイズを低減させている。
CLA200dは最高出力150ps/最大トルク320Nmを発生する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン「OM654q」を搭載。コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立させている。シリンダーブロックを軽量化のためにアルミニウム製とする一方、ピストンはスチール製。熱膨張率の異なる素材を採用することで40%以上摩擦を低減している。また、ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用。全域でトルクフルな加速を可能にしている。
オプション設定のAMGラインパッケージには、快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現するアダプティブダンピングシステム付サスペンションと、走行状況に合わせたエンジンサウンドを演出する「スポーティーエンジンサウンド」を追加した。
アダプティブダンピングシステム付サスペンションは、走行状況や道路状況、速度に応じて、エンジン、トランスミッション、ステアリング特性等を加味してダンピングを連続可変させる。また、ダイナミックセレクトスイッチにより、「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」の3つのモードを選択可能。スポーツとスポーツ+では減衰特性を固めに設定することでスポーティなドライビングを実現。コンフォートでは、路面の凹凸を感じさせない快適な乗り心地を提供する。