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『SF90XXストラダーレ』日本初披露、フェラーリの最新技術を体現
フェラーリジャパンは9月20日、SF90 ストラダーレをベースとしたPHEVモデル『SF90XXストラダーレ』を日本初披露した。
◆フェラーリの公道モデルの性能を新たなレベルへ
SF90XXストラダーレはそれぞれ、世界限定799台が生産されるフェラーリの新たなスペシャル・シリーズで、そのコンセプトは20年という歳月をかけて洗練されてきた。『488ピスタ』や『812コンペティツィオーネ』と言った多くのモデルが、その20年間でフェラーリのラインアップの基準としてみなされていった。それと並行し、フェラーリは「XXプログラム」を開発。公道走行はできないものの、サーキットでの限界走行が可能な車を選抜されたドライバーにのみ提供していた。
SF90XXストラダーレは、これら二つの分野での経験を生かし、それぞれのプログラムの開発コンセプトを体現した公道走行可能なモデル。その出力性能は、特定のソフトウェアロジックや新しい空気力学ソリューションの採用により、ベースとなる「SF90ストラダーレ」を30PS凌ぐ1030PSに向上した。特に注目すべきは『F50』以来の導入となる固定式リアスポイラーだ。この固定式リアスポイラーは、250km/hで530kgのダウンフォースを発生させ、フェラーリの公道モデルの性能を新たなレベルへと引き上げる。