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『LX』よりも長い!レクサスの3列シートSUV『TX』も日本初公開、導入の可能性は…?

  • 《写真撮影 宮崎壮人》
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レクサスは、報道向けに開催されたLEXUS SHOWCASE(レクサスショーケース)と銘打たれたイベントで、『GX』『LBX』『LM』と今秋以降に日本導入される新型モデルを公開したが、その中でもう一台、注目のモデルが日本初公開となった。それが、北米で展開される3列シートSUVの『TX』だ。

◆『LX』よりも長い3列シートSUV!日本導入は…?
TXは、北米での多人数乗車へのニーズにレクサスが応え開発された3列シートSUVだ。ボディサイズは全長5159mm×全幅1989mm×全高1781mm、ホイールベースは2949mm(TX350)と、全長では最上級SUVの『LX』より59mmも長い。シンプルでスリークなデザインからサイズ感を見誤るが、全幅もLXと1mmしか変わらないから実物はかなりのサイズだ。

この全長とホイールベースを生かし、3列目シートでも大人2人がゆったりと座ることができ、さらに7名フル乗車時でも人数分のスーツケースを収納できる荷室スペースを確保するなど、使い勝手のよさを徹底的に追求しているのが大きな特徴だ(6人乗りの設定もあり)。

プラットフォームはレクサスのSUVモデルで採用されているGA-Kで、走りの質感もレクサスクオリティ。パワートレインは「TX350」に2.4リットルガソリンターボエンジン、「TX500h」にはレクサス初の新開発3.5リットル V6プラグインハイブリッドシステムを搭載。さらにリアに高出力モーターを搭載する四輪駆動「ダイレクト4」を採用した「Fスポーツ パフォーマンス」専用の2.4リットルターボハイブリッドも用意するなど、パワートレインだけでもバラエティ豊かなラインアップだ。

デザインのコンセプトは「実用的エレガンス(PRACTICAL ELEGANCE)」。その名の通り、華美な装飾や、見た目だけを重視した機能などは排除され、乗員のための快適な空間と走りをそのまま形にしたようなデザイン/ボディ形状となっている。フロントマスクはレクサスの最新トレンドである「ユニファイドスピンドル」で、バンパーやボディとシームレスな(継ぎ目のない)フロントグリルが特徴となっている。

今回、日本で実車が公開されたのは他モデルと同様に導入への布石か…と期待されたが、日本導入の予定はないという。その大きな理由が、TXは日本で生産し輸出するモデルではなく、北米のみで生産されるため。大きさはまさにアメリカンサイズだが、ゆったりとした乗り味、SUVながら3列目までしっかり乗れる実用性、そしてレクサスならではの高級感と、日本でも受けそうな要素が満載だけに残念でならない。