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キャデラックのミドルセダン『CT5』、改良新型は顔が変わった…デトロイトモーターショー2023
キャデラックは9月13日、米国で開幕したデトロイトモーターショー2023において、ミドルクラスセダン『CT5』(Cadillac CT5)の改良新型を初公開した。
◆ヘッドライトやバンパーが新デザインに
改良新型では、フロントマスクを変更した。ヘッドライトやデイタイムランニングライト、バンパーが新デザインになり、表情を変えている。
フロントグリルは従来よりも低くワイドになり、キャデラックのシグネチャーである縦型ライトとスタック式LEDヘッドランプのデザインも変更された。さらに、「スポーツ」グレードには、パフォーマンスブラックのメッシュグリルとブラックサラウンドが採用されている。
改良新型のボディカラーには、新色として、ディープスペースメタリックやタイフーンメタリックが設定されている。
◆33インチのLEDカラータッチスクリーンディスプレイ
インテリアには、33インチのLEDカラータッチスクリーンディスプレイを新採用した。9Kの解像度に対応しており、ドライバーに向かってカーブしたデザインが特長だ。このシステムにはカスタマイズ可能なユーザーインターフェイスが組み込まれている。
また、「Googleビルトイン」を搭載した。「Googleアシスタント」、「Googleマップ」、「Google Play」を利用すれば、ハンズフリー通信、ライブトラフィックアップデート、ポッドキャスト、ニュース、音楽などお気に入りのアプリをダウンロードすることができる。
◆3.0リットルV6ツインターボは最大出力335hp
CT5は、「アルファ」と呼ばれるプラットフォームをベースに開発された。改良新型のエンジンには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボと直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボの2種類が設定される。
気筒休止システムを採用しており、駆動方式はFRと4WDが選択可能だ。トランスミッションは10速ATを組み合わせた。
2種類のエンジンのうち、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力335hp/5400rpm、最大トルク56kgm/2350~4000rpmを獲得している。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力237hp/5000rpm、最大トルク35.7kgm/1500~4000rpmを引き出す。
◆部分的な自動運転を可能にする「スーパークルーズ」をオプション設定
部分的な自動運転を可能にする「スーパークルーズ」をオプションで設定した。スーパークルーズは、最新の地図情報データベース、ライダー(LiDAR)、高精度GPS、最新のドライバーアテンションシステム、カメラとレーダーセンサーのネットワークを組み合わせたものだ。
緊急時には、車載テレマティクスサービスの「オンスター」と連動する機能も備えており、米国とカナダの延べ64万kmを超える高速道路で、ハンズフリー走行を可能にする。ドライバーアテンションシステムは、ドライバーが交通状況に注意を払う必要がある場合、警告を発する。
スーパークルーズのドライバーアテンションシステムは、ドライバーの車両コントロールを支援する。走行方向に注意を向ける必要がある場合、警告を発して知らせてくれる。ドライバーは、スーパークルーズを使用している間、常に注意を払い、いつでもマニュアル運転に戻れるよう準備しておく必要がある、としている。