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ライトはプリウス、バンパーはランボルギーニ? VWの中国EVブランド、第一弾SUVをスクープ!

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  • 《photo by VW》
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VWは主戦場のひとつである中国でEV専用のサブブランドを立ち上げる計画を持っている。その第一弾として登場するのがクロスオーバーSUVタイプのEVだ。スクープ班が初めて、そのプロトタイプの姿を激写することに成功した。

VWの中国でのサブブランドといえば、2019年に若者にアピールすべく立ち上げた「ジェッタ」がある。新EVブランドも、やや保守的なVWブランドに対しよりライフスタイル志向のラインアップで新たな顧客にアピールするねらいがあるようだ。

今回スクープしたのはその第一弾として登場するモデルだが、その実態は同じVWグループの「クプラ」がラインアップするEV『タバスカン』のバッジエンジニアリングだ。さらに元を辿ればタバスカンはVW『ID.5』をベースにしており、この3台は兄弟車と言って良いだろう。タバスカンは中国の安徽省で生産されヨーロッパに輸出されるが、この新ブランドEVは別の名前で中国市場で販売されるという。

捉えたプロトタイプは、先代『プリウス』のようなデカールでヘッドライトを隠し、さらにランボルギーニ『ウルス』のようなエアインテークのバンパーを取り付けて全体像をぼかしているが、明らかにタバスカンとは差別化される。

「MEB」プラットフォームを採用し、パワー、トルク、エネルギー効率を向上させる新しい「APP550」電気モーターが搭載されているほか、インテリアには、VW『ID.7』で導入された15インチのタッチスクリーンも搭載されている。

ボディサイズはID.5よりもわずかに長く、幅が広く、そして低いようだ。タバスカンには281psのシングルモーターによる後輪駆動モデルと、335psを発揮するデュアルモーターによる四輪駆動があり、いずれも77kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離は最大560km(342マイル)を実現する。これが新モデルにも継承される可能性は大きい。