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【マクラーレン 720Sスパイダー】ブランド史上最も完成度の高いコンバーチブルスーパーカー、日本発表
マクラーレン・オートモーティブ・アジアは1月28日、東京都中央区のクロスドック晴海で『720Sスパイダー』の発表会を開催した。「マクラーレン史上最も完成度の高いコンバーチブルタイプのスーパーカー」とリージョナル・セールス・マネージャーの平田寿樹氏は強調した。
最高出力720PS、最大トルク770Nmのパワーを誇る新型4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、100km/hまで2.9秒、200km/hまで7.9秒と驚異的な加速を実現。最高速度は341km/hだ。
「革新性とインテリジェントデザイン機能が満載」のクルマだという。カーボン・ファイバー製ボディ構造と新たなリトラクタブル・ハード・トップ(RHT)により、乾燥重量は1332kgで、最も近い競合モデルよりも88kg軽い、クラス最軽量を誇るそうだ。
そのRHTはガラス張りで、360度の視野を得ることができ、エレクトロクロミック・ガラスをオプション指定すれば、ワンタッチで透明・半透明の状態を素早く切り替えることが可能だ。
アクティブ・リア・スポイラーは自動的に作動し、空気抵抗の低減やダウンフォースを増やすという働きだけでなく、急ブレーキの際にはエアブレーキとして車両のバランスを保つ。常にダウンフォースと車両のバランスを最適化するという。
「乗車したときにマシンとの一体感を感じられるマクラーレンならではのモデルで、ドライバーのあらゆる操作に俊敏に反応できる」と平田氏は話し、「RHTの開閉時間はスーパーカーで最速の11秒となっており、50km/h以下だったら、走行中でも開閉が可能」と付け加える。価格は3788万8000円だ。
それだけに今後の同車の受注状況は気になるが、マクラーレン車全体の販売は今絶好調だという。「昨年の2018年は全世界で4800台という新記録を樹立した。これは前年比で44%という非常に高い伸びを示した数字です。2010年にビジネスを立ち上げて以来、毎年成長を続け、わずか7年でここまで成長したマクラーレン・オートモーティブは、今最も旬で勢いのあるブランドの一つと考えている」と日本支社代表の正本嘉宏氏は話す。
日本市場も好調で、2018年はついに販売台数が44%増の200台を超え、今年前半には累計販売台数が1000台を超える見込みとのことだ。720Sスパイダーの投入によって、マクラーレン車の販売に弾みがつくことは間違いないだろう。