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メルセデスベンツの小型電動SUV『EQA』改良新型に「AMGライン」設定
メルセデスベンツは9月5日、小型電動SUVでEVの『EQA』(Mercedes-Benz EQA)の改良新型に「AMGライン」を設定し、「IAAモビリティ2023」で初公開した。
◆フロントのブラックパネルグリルの星はクローム仕上げに
AMGラインは、メルセデスベンツの各車に用意されているスポーティ仕様だ。改良新型EQAにも、AMGラインが設定されている。
AMGラインは、スポーティな内外装が特長だ。フロントのブラックパネルグリルの星はクローム仕上げ。フロントバンパーは専用デザインで、両サイドに2本のスリットが入る。ホイールアーチのクラッディングは、ボディ同色で仕上げられる。
また、AMGホイールは、マルチスポークデザインだ。AMGレザーパッケージとして、ブラックのレザー内装が用意されている。
◆最新世代の「MBUX」を採用
改良新型のインテリアでは、10.25インチのセンタータッチスクリーンが標準装備され、USBパッケージも標準装備された。スクリーンの表示スタイルも変更され、大型EVと共通デザインになった。タッチコントロールパネルを備えたステアリングホイールが装備されている。
最新世代の「MBUX」を採用する。ディスプレイの外観は、3つのスタイル(サブトル/スポーティ/クラシック)と3つのモード(ナビゲーション/アシスタンス/サービス)でカスタマイズできる。アンビエントライトの10色と組み合わせることで、さらなるカスタマイズが可能になる。メディア、電話、車両など、従来の機能はそのまま利用できる。操作は、タッチスクリーンまたはステアリングホイールのタッチコントロールボタンで行う。
インフォテインメントシステムは新デザインとなり、性能も向上させた。これには、「ゼロレイヤー」インターフェイスも含まれる。ユーザーはサブメニューをスクロールしたり、音声コマンドを入力したりする必要はない。
◆「EQA 250+」グレードの航続は560kmに拡大
「EQA 250+」グレードには、最大出力190hp、最大トルク39.3kgmを発生するモーターを搭載する。バッテリーの蓄電容量は70.5kWh。1回の充電での航続は、最大560kmに拡大した。
航続の拡大には、リアホイールアーチに採用したリーディングエッジなどの空力対策が貢献している。スポイラーとして機能するリッジが、テールライトに組み込まれた。転がり抵抗を低減する235/55R18タイヤも航続拡大に貢献している。多くの欧州市場では、このサマータイヤが標準装備された。
「レンジモニタリング」機能を導入する。「MBUX」でこの機能を有効にすると、エネルギーを節約するためのいくつかのオプションがセンターディスプレイに表示される。レンジモニタリング機能では、ECOドライビングプログラムや「DAuto」の選択、「ECO+」空調機能への切り替えなどが推奨される。状況に応じて、充電ステーションへの立ち寄り回数を減らすために、最適な速度を提案する。この速度はスピードメーターに赤い線で表示される。オプションのアクティブ・ディスタンス・アシストの「DISTRONIC」とクルーズコントロールの運転支援システムは、システムの推奨速度に従う。推奨速度はクラウド上で素早く計算される、としている。