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フォード『マスタング』のEVに「ラリー」仕様、ツインモーターは480馬力

  • 《photo by Ford》
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フォードモーターは9月7日、電動SUVでEVのフォード『マスタング・マッハE』の高性能オフロード仕様、「マスタング・マッハEラリー」を米国で発表した。

「GT」グレードのEVパワートレインをチューニングした。前後のモーターは、最大出力480hp、最大トルク89.9kgmに引き上げられている。蓄電容量91kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。米EPA(環境保護局)の推定航続は400km以上。DC急速充電を利用すれば、バッテリーの80%の容量を約36分で充電できる。

車高を20mmアップした専用サスペンションに、専用チューニングのスプリング、マグネライドショック、385mmのフロントブレーキローターとレッド塗装のブレンボ製キャリパーを装備した。フォードのラリー車両の歴史に着想を得て、グロスホワイトの19インチラリースタイルアルミホイールを装着する。タイヤは235/55R19サイズのミシュラン「クロスクライメート2」を履く。床下には、フロントとリアにモーター用の保護シールドを装着。ドアクラッディングとフェンダーアーチの保護フィルム、マッドフラップが用意されている。

オフロード走行用に開発されたフォード初の「ラリースポーツ」ドライブモードが搭載された。大きなスライドを可能にするヨーの追加、コントロール性を向上させるリニアなスロットルレスポンス、緩いコーナーでのハンドリングを向上させるアグレッシブなダンピングが可能、としている。