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ボルボ『EX30』は日本市場にマッチ—立駐に対応したコンパクト電動SUV、価格は559万円

  • 《写真提供:ボルボ・カー・ジャパン》
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【ボルボ EX30 発表】ボルボ・カー・ジャパンは8月24日、電動コンパクトSUV『EX30』を発表した。10月2日より先行してサブスクリプションの受付を開始し、559万円で通常販売を11月中旬(予定)より開始。デリバリー開始は2023年内を予定している。

EX30は、ボルボ史上最も小さな電気自動車(EV)。ボディサイズは全長4235mm×全幅1835mm×全高1550mmと、標準的な機械式立体駐車場に対応するサイズとした。コンパクトなサイズながら、ロングホイールベース、大径ホイール、均整のとれたオーバーハングにより、バランスの良い洗練されたエクステリアデザインを実現。グリルレスのフロントフェイスにはデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライトをあしらい、EVらしいスタイリッシュで都会的な表情とした。

EX30は、最高出力272ps/最大トルク343Nmを発生するシングルモーターと高効率NMCバッテリーを搭載。1充電あたりの航続距離は最大480km(欧州参考値)を実現する。バッテリー容量は69kWで、約30分の急速充電で10%から80%までの充電ができる。

また、EX30はこれまでのボルボ車の中で最少のカーボンフットプリントを実現。生産を含めライフサイクル全体にわたるCO2排出量削減に取り組み、内外装の素材にも配慮することで、既存のEVである『C40』と『XC40』と比較してCO2排出量を25%削減している。

インテリアは再生プラスチック、再生可能な繊維である亜麻や、リサイクルポリエステルを約70%含むウール混紡素材、再生プラスチックを含む3Dニットのシート素材、リサイクル素材やバイオ素材を使用した「ノルディコ」シートなど、環境にも配慮した。

ダッシュボード中央には12.3インチのセンタースクリーンを配置。上部に速度や充電量などの運転に関する重要な情報を表示し、ナビゲーションやメディアなどの機能は下部に配置することで使いやすさを追求している。また、ボルボ初の試みとして、ホームオーディオからインスピレーションを受けたサウンドバーを搭載。複数のスピーカーを1つのコンポーネントにまとめ、ハーマンカードンの高級システムと組み合わせることで、車内全体をプレミアムなサウンドで満たす。

EX30は、小さなパッケージでボルボの考える安全基準を満たした、高い安全性を実現。都市部での交通環境に配慮した安全機能を新たに搭載している。例えば、通行中の自転車や電動キックボードなど他の交通利用者の前でドアを開けようとすると音と視覚で警告する「ドア・オープニング・アラート」をすべてのドアに搭載。最先端の技術により、都市部の安全性を高めている。