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日本に“パジェロDNA”復活なるか? 三菱『パジェロスポーツ』次期型デザインを大予想
2019年8月で、惜しまれつつも生産を終了した三菱『パジェロ』。その血統は兄弟車の『パジェロスポーツ』に受け継がれ、日本への導入こそないもののアジアを中心に人気を博している。そんなパジェロスポーツがフルモデルチェンジを迎えようとしている。
◆新型トライトンの兄弟車として登場
パジェロスポーツの誕生は1996年。日本では『チャレンジャー』として販売されたが、2001年までの1代限りで販売終了となった。しかし海外では進化を続けており、第3世代となる現行型は2015年に登場。2019年には大幅改良され、いよいよ4代目へ世代交代となる。
次期型パジェロスポーツは、先日発表されたピックアップトラックの『トライトン』/『L200』とプラットフォームを共有し進化する。新開発のラダーフレームは剛性を高めつつ軽量化。トライトンを踏襲するとなれば、三菱の御家芸である4WD性能についても「スーパーセレクト4WD-II」の採用は確実だろう。
パワートレインは、トライトンでは直列4気筒2.4リットルのディーゼルのみだが、次期型パジェロスポーツでは仕向地に応じてガソリンエンジンも用意されるとみられる。組み合わされるトランスミッションはスポーツモード付きの6速ATと6速MTが用意されるはずだ。
◆日本にパジェロDNA復活なるか?
スクープ情報をもとに、毎度お馴染みのロシア自動車メディア「KOLESA RU」の協力を得て、その姿を予想した。
エクステリアは、より直立したノーズ、分割されたヘッドライト、大きなグリルなど、トライトンの特徴を継承しながら本格クロカンSUVらしいボクシーなスタイルとした。3列シートを備えるのが売りのひとつでもあるパジェロスポーツだが、ホイールベースはトライトンと比べ若干短縮されるかもしれない。とはいえ、室内の快適性は従来以上となるとみて間違いないだろう。
側面では、パジェロスポーツらしい薄く、リアに向かってキックアップするサイドウインドウが特徴的だ。ブラックアウトされたワイドフェンダーは、高い悪路走破性を予感させるもの。後部は、従来モデルのアイコンでもあったテールゲートに沿って縦に伸びるコンビネーションランプを廃止し、トライトンと同様のコンパクトなデザインとした。重厚感がありながら、どんな路面でも軽快に走り抜けそうなスタイルだ。
次期型パジェロスポーツのワールドプレミアは2023年内と予想される。トライトンは2024年に日本にも導入されることが決定しているが、やはり日本の三菱ファンにとっては「パジェロ不在」の現状は面白くないだろう。パジェロが消えて4年、パジェロスポーツの終了から22年。パジェロDNA復活はなるか。