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スバル BRZ に STIチューンサスペンションの「tS」を設定

  • 《photo by SUBARU》
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SUBARU(スバル)の米国部門は7月24日、2ドアスポーツカー『BRZ』の「tS」仕様を発表した。2024年第1四半期(1~3月)に米国市場で発売される予定だ。

◆BRZ史上最高のパフォーマンスとハンドリング性能
2024年モデルとして設定される『BRZ tS』は、BRZにさらなるスポーツ性を追求したモデルだ。STIチューニングサスペンションとブレンボ製ブレーキシステムにより、BRZ史上最高のパフォーマンスとハンドリング性能を実現する、と自負する。リアには、「ダックテール」スポイラーを装着する。車体の前後には、tSのエンブレムが付く。ドアミラーとシャークフィンアンテナは、クリスタルブラックシリカ仕上げ。ダークグレー塗装の18インチアルミホイールが標準装備される。

インテリアは、パフォーマンス仕様のフロントシート中央部に、ブルーのレザーアクセントを採用した。フロントシートのボルスター、本革巻きステアリングホイール、シフトブーツ、パーキングブレーキブーツに、tS専用のブルーステッチを施した。本革巻きステアリングホイールには、オーディオ、クルーズコントロール、Bluetoothの操作スイッチを組み込む。インストルメントパネルのバイザーとドアトリムには、「BRIN NAUB」と呼ばれるヌバック調素材を使用した。赤いスターターボタンとカスタマイズ可能な7インチデジタルメータークラスターには、STIのロゴがあしらわれ、tS専用の赤いアクセントが配されている。

また、スバルのマニュアルトランスミッション車として初めて、先進運転支援システムの「アイサイト」が標準装備された。2024年モデルではMT全車に、アイサイトが標準装備されている。

◆2.4リットルボクサー4は最大出力228hpを発生
直噴2.4リットル水平対向4気筒ガソリン自然吸気「D-4S」エンジンを搭載する。吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを15%向上させた。米国仕様の場合、最大出力228hp、最大トルク25.4kgmを引き出す。

トランスミッションはクロースレシオの6速MTと、「ダイレクトコントロール」と呼ばれるパドルシフト付きの6速ATだ。AT搭載車では、SPORTモード時に、車両がスポーツ走行中と判断した場合、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にするという。

トルセンLSDを標準装備する。18インチアルミホイール装着車には、215/40R18サイズのミシュラン「パイロットスポーツ」タイヤを装備している。

◆8インチのマルチメディアインフォテインメント「SUBARU STARLINK」
タイヤ空気圧監視システム「TPMS」を標準装備しており、2セットのホイールをID登録できる。新開発のアクティブサウンドコントロールは、キャビン内のエンジンサウンドを、よりスポーティに演出する。運転席ニーエアバッグも標準装備されている。

Apple 「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応した8インチ「SUBARU STARLINK」マルチメディアインフォテインメントシステムを採用する。スマートフォンのような、直感的な使い勝手と操作感を可能にする。コネクティッドサービスの「SUBARU STARLINK Safety and Security」を採用した。Bluetoothハンズフリー電話接続とオーディオストリーミング、リアビジョンカメラ、「SiriusXM」を含む統合型センター情報ディスプレイを備えている。

シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保した。7インチのTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用しており、必要な情報をわかりやすく表示する。左側のタコメーターの横には、プログラム可能なメーターを配置しており、電圧、水温、Gを表示できる。「トラックモード」を選択すると、タコメーターは円形からカラー表示の線形グラフに切り替わる、としている。