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BMW『M3セダン』が本気の大改良!? AMG C63 標的に出力さらにアップか
BMWの屋台骨『3シリーズ』の頂点に君臨する最強モデル『M3セダン』改良新型の市販型プロトタイプを、初めてスクープした。これまで兄弟車の『M4クーペ』や『M4コンバーチブル』の姿をキャッチしていたが、M3も同様の改良がなされるとみられる。
◆出力アップで2024年前半デビューか
プロトタイプは軽いカモフラージュが施されているが、ディティールは最終形ではないため、開発初期段階のようだ。ノーズに施された偽装によってフロントバンパーの輪郭が見えにくいが、インテークの形状を比較すると、現行車に装着されているバンパーとほぼ同じだ。
確実に見られる変化はヘッドライトのLEDデイタイムランニングライトで、各ランプユニットにある太いLEDファング(牙)と、各クラスターの外側にあるもう1本の太いLEDで構成されていることがわかる。
リアエンドは全くカモフラージュされておらず、バンパー、ディフューザー、LEDライトのセットアップが現行そのままだ。しかし、M4改良新型のプロトタイプでは後部全体が隠されていたことから、M3セダンについても今後手が加えられられる可能性が高い。M4 CSLに見られるレーザーテールライトなどに期待したい。
インテリアは、すでに12.3インチのデジタルクラスターと14.9インチのインフォテインメント・システムをシームレスに融合させた最新デザインの曲面ダッシュボードにアップデートされているため、今回の改良では大幅な変更はないと見て良いだろう。
最大の注目は心臓部だ。現行M3セダンでは、最高出力473psを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、「M3コンペティション」では、同エンジンから最高出力510psを発揮する。改良新型では、メルセデスAMG『C63 S』と戦うために、15ps程度向上するのではないかと噂されている。
M3セダン改良新型のワールドプレミアは最速で2023年内とされるが、現在のプロトタイプの状態から考えると、2024年前半デビューになるのではないだろうか。