注目の自動車ニュース
最上位はSクラス顔—メルセデスベンツ『Vクラス』改良新型
メルセデスベンツは7月27日、ミニバン『Vクラス』(Mercedes-Benz V-Class)の改良新型を欧州で発表した。改良新型には、最上位グレードとして、「エクスクルーシブ」が新設定されている。
◆横基調グリルとフードマスコットの組み合わせ
エクスクルーシブのフロントグリルは、5本の水平ルーバーが配され、『Sクラス』を思わせるデザインに。メルセデスベンツの「スリー・ポインテッド・スター」は、エクスクルーシブではフードマスコットとして、ボンネットの先端に初めて装着された。
VクラスはメルセデスベンツのMPVだ。Sクラスがそのセグメントを定義したように、Vクラスはそのセグメントのベンチマーク、と自負する。改良新型Vクラスの頂点に位置するラグジュアリー仕様のエクスクルーシブには、フードマスコットに星をあしらい、リムジンのようなステータス志向のフロントグリルを採用し、壮大さを表現しているという。
LEDライトストリップ付きの大型ラジエーターグリル、自信に満ちた表情のヘッドライト、ブラックのハイグロス仕上げのコネクティングエレメントを備えた新しいフロントデザインは、ステータスと先進的なラグジュアリーを表現している
◆グリル周囲のクロームフレームをライトアップ
エレガントなデザインのアダプティブMULTIBEAM LEDヘッドライトを標準装備した。エクスクルーシブでは、グリル周囲のクロームフレームがライトアップされる。クロームストリップの裏側には2つのライトガイドを装備した。LEDモジュールを通じて、グラスファイバーの束に光が供給される。走行中には、ライトアップされたグリルフレームとデイタイムランニングライトの組み合わせにより、個性的な外観を実現するという。
リアは、バンパーとLEDテールライトが新デザインで、テールライトは輪郭がダーク化された。リアゲートには、メルセデスベンツの文字が入った新しいクロームトリムストリップが装着されている。19インチのアルミホイールは専用デザインとした。
ボディカラーは全12色を設定した。ハイテクシルバーメタリック、カラハリゴールドメタリック、アルパイングレー、ヴィンテージブルーをはじめ、メタリック塗装のオブシディアンブラック、グラファイトグレー、ロッククリスタルホワイト、ヒヤシンスレッド、ソリッド塗装のアークティックホワイト、スティールブルー、ジュピターレッドも用意されている。
◆2つの12.3インチのワイドスクリーンディスプレイ
インテリアはデジタル化され、タッチスクリーンを備えたインストルメントパネル、新形状のエアベント、静電式ハンズオフ認識機能を備えた新世代のステアリングホイールを装備した。12.3インチのワイドスクリーンディスプレイが2つ、搭載されている。
ワイド感を強調した新しいインストルメントパネルは、エレガントなウッド調だ。その上には2つの12.3インチディスプレイがレイアウトされ、浮いているように見える。それぞれ解像度は、1920×720ピクセルとした。メーターとセンターディスプレイを1枚のガラスで覆うことにより、モダンな印象を生み出している。
エクスクルーシブには、スポーツサスペンション、ナッパレザーステアリングホイール、メモリー機能付き電動調整式ドライバーシート、リアティンテッドウィンドウ、電動スライドドア、電動イージーパックテールゲートが装備されている。