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ヴァレオ、日本国内に自動運転車の開発・評価施設を新設

ヴァレオジャパンは1月22日、茨城県行方市(なめがたし)に自動運転車の開発・評価を行う「茨城先進運転支援システム開発評価センター」を新設すると発表した。

同センターは、ヴァレオでADAS(先進運転支援システム)を担う「コンフォート&ドライビングアシスタンスシステムズ」の開発センターとなる。ヴァレオジャパンはこれまで茨城県つくば市にある同社「つくばテクノセンター」で、自動駐車システムなど主として低速走行のテストを実施してきたが、日本のカーメーカー向けの自動運転・運転支援の開発ニーズが年々高まってきたことを背景に、高速走行できるテストコースを備えた開発・評価施設を新設することにした。

同センターの所在地は行方市芹沢988-2で、敷地面積は約41,482平方メートル。最長直線300m、1周600mの周回路テストコースと、長さ150m、幅100mのNCAPテストエリアを設ける。

今年3月に着工、4月から一部エリアが使用できるようになり、2020年11月には工事を完了する予定。従来はスペインやチェコのテストコースで行っていた高速走行での開発・評価を同センターで実施できるようになり、日本におけるADASの開発をさらに加速させる。