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【トヨタ ランドクルーザー250】これが本家!「プラド」と呼ばれない理由
トヨタ自動車は8月2日、新型SUVの『ランドクルーザー250』を発表した。実質『ランドクルーザープラド』の後継車種になるが、車名の変更にとどまらない戦略の変更がある。250が今後は“ランドクルーザー群”の中心モデルになるという。
トヨタ自動車の中嶋裕樹取締役副社長は、ランドクルーザー250の開発方針として「原点回帰」をあげる。ランドクルーザーの原点とは、どこへでも行って、生きて帰って来る、そのための車だ。そういった「信頼感」が商品企画の核にあり、発表会のプレゼンテーションでは「TRUST」という言葉が使われた。
そして中嶋副社長は「信頼」の車として「ランドクルーザー群」という考え方を述べる。ランドクルーザー群として、大型ラグジュアリーが「300」、ヘビーデューティなワークホースが「70」、そして中核モデルが新型の「250」になるのだ。
「250」というナンバーも、区別のために用いられるだけで、今後は『ランドクルーザー』と言えばこのモデルになる。車体に「PRADO」のエンブレムはつかないし、マーケティング素材に「プラド」の文字はない。
ランドクルーザーのラインナップが進化していく中で、乗用指向の派生車だったプラドが中心に位置することになり、本家「ランドクルーザー」を名乗ることになったわけだ。なお「プラド」の存在感が大きい一部の市場では、継続使用される予定。