注目の自動車ニュース
プジョー 208、改良新型は顔が変わった…航続400kmのEVも設定
プジョー(Peugeot)は7月6日、Bセグメント小型ハッチバック『208』の改良新型を欧州で発表した。EV版『E-208』も設定されている。
◆プジョーの最新ライトシグネチャー
改良新型には、プジョーの最新のライトシグネチャーを採用する。縦長の3本のライトクローが、バンパーのグロスブラックインサートに組み込まれた。新デザインのフロントグリルは、ボディ同色のパターンが特徴だ。 このデザインは、208シリーズの電動化を反映したもので、グリルとボディが一体になったデザインを提示している。「GT」グレードでは、ライトの爪の効果が、3つの独立した光学モジュールを使用したフルLEDヘッドランプにまで拡大されている。
リアでは、ブランドを象徴する3つの赤い爪をあしらったテールランプが新デザインに。改良新型では、3本の赤いバーを水平基調に変更した。このLEDテールランプの間には、黒いガーニッシュを配して、ワイド感を強調している。GTでは、後退灯とウインカーもLEDになる。
ボディカラーは、新色のアグエダイエローとセレニウムグレーを含めて全7色。ボディカラーにかかわらず、ドアミラーはグロスブラック仕上げになる。「GT」グレードには、グロスブラックのホイールアーチが標準装備された。オプションでブラックルーフも選択できる。
◆10インチの大型センタータッチスクリーン
改良新型には、従来の7インチに代えて、10インチの大型センタータッチスクリーンを全車に標準装備した。このタッチスクリーンを通じて、最新世代のインフォテインメントシステム「PEUGEOT i-Connect」や「PEUGEOT i-Connect Advanced」を操作する。ALLUREとGTでは、センタースクリーンにHD技術を導入した。すべてのグレードが、ピアノキーをセンタースクリーンの下に装備しており、主要機能に素早くアクセスできるという。
メータークラスターは、「ALLURE」とGTグレードにデジタルディスプレイを採用した。10インチのデジタルスクリーンは新しいデザインで、GTには3Dディスプレイが標準装備されている。ドライバーは好みに応じて、ディスプレイの色や情報のレイアウト、表示をカスタマイズできる。
コンパクトなステアリングホイールには、センターに新しいPEUGEOTエンブレムをあしらう。GTには、下側に新しいGTロゴが配された。マルチメディアシステムやオーディオ、電話のコントロールと音量、ボイスコントロールが装備されている。
◆モーターの最大出力は156hp
改良新型には、EVのE-208を継続設定する。最大出力156hpのモーターに蓄電容量51kWhのバッテリーを組み合わせ、航続400km(WLTP複合サイクル)を可能にする。標準では7.4kWの単相充電器、オプションで11kWの三相充電器を用意した。バッテリーの8割の容量を充電するには、出力100kWの急速充電器で約25分だ。
改良新型E-208には、16インチまたは17インチのアルミホイールが装備される。すべてのアルミホイールには、PEUGEOTのロゴが刻印された4本スポークデザインのセンターキャップが採用され、ホイールナットが隠されている。車体のリアには、ブルーとホワイトのツートーンカラーの「E」エンブレムが付く。