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【BMW 5シリーズ 歴代】半世紀で1000万台、ミドルクラスであり中核
このほど新型が登場したBMW『5シリーズ』は、歴代がスポーティな“走る歓び”と長距離走行の快適性とを調和させたモデルとして、世界中で定評を得ている。5シリーズのその性格こそが、BMWのブランドのコアに深く刻み込まれている哲学だといえよう。
BMWは60年代に“ノイエ・クラッセ”=新しいクラスとしてミドルクラスに進出、その次の展開が1972年に初代が登場した5シリーズだった。以来2023年初頭までに1000万台以上の5シリーズが生産され、半世紀・7世代にわたって、5シリーズは世界で最も成功したビジネスセダンとしての地位を確立してきた。
初代(E12:1972~81年)
第2世代(E28:1981~88年)
第3世代(E34:1988~96年)
第4世代(E39:1995~2004年)
第5世代(E60:2003~10年)
第6世代(F10:2010~17年)
第7世代(G30:2017~23年)
第8代目(G60:2023年~)
トリビア:初代5シリーズの登場は、3桁の数字の組み合わせでモデル・シリーズとエンジン・バリエーションを表す、BMWにおける新しいモデル呼称システムの導入でもあった。