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マセラティ『グラントゥーリズモ』新型、14色でカスタムの「ワンオフ・プリズマ」…グッドウッド2023出展予定

  • 《photo by Maserati》
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マセラティ(Maserati)は7月12日、2ドアクーペ『グラントゥーリズモ』新型をベースにした1台限りの「ワンオフ・プリズマ」を7月13日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展すると発表した。

◆マセラティのモデル名を車体に手書きで8500文字
ワンオフ・プリズマの車体には、14の異なる色が表現された。そのうちの 2色は未来を見据えた色。残りの12色は、1947年のマセラティ『A6 1.500』の「アマラント」(レッド)や、1973年のマセラティ『カムシン』の「オロ・ロンジャン」(ゴールド)など、過去のグラントゥーリズモモデルのボディカラーから選択されている。

また、車体には、マセラティのモデル名が8500文字以上、手書きで添えられている。これらの栄光のマセラティ車の遺産に捧げられた洗練されたクラフトマンシップアート作品になるという。

◆最大出力550hpの高性能グレード「トロフェオ」がベース
ワンオフ・プリズマは、新型グラントゥーリズモの内燃エンジン搭載車がベースだ。新世代V6「ネットゥーノ」(Nettuno、ネプチューン)が採用されている。すでにスーパーカーの『MC20』に積まれている3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。

また、ワンオフ・プリズマは、新型の高性能グレードの「トロフェオ」がベース。すでにトロフェオは、『グレカーレ』、『ギブリ』、『レヴァンテ』、『クアトロポルテ』に用意されている。

新型グラントゥーリズモのトロフェオには、新世代の3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンのネットゥーノの高出力版を搭載する。最大出力は550hpに強化されている。

◆マセラティらしいクラシックなプロポーションを踏襲
エクステリアのデザインは、長いボンネットと4本のフェンダーが交差するボディ中央部をはじめ、マセラティの全てのモデルに共通するクラシックなプロポーションを踏襲している。ルーフラインはダイナミックに下がり、マセラティのアイコンの7トライデント(三叉槍)のロゴを配したピラーのカーブが強調されている。

インテリアには、「マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)」の最新のマルチメディアシステム、最新のインフォテインメント、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォート・ディスプレイ、デジタルクロック、ヘッドアップ・ディスプレイ(オプション)などを装備している。

マセラティ・イノベーション・ラボで開発され、トリノのミラフィオーリの製造拠点で生産されるグラントゥーリズモ新型は、100%イタリア製。マセラティの全モデルに共通するコンセプト、「イタリアン・ラグジュアリー・パフォーマンス」を象徴しているという。新型グラントゥーリズモは、スポーツカー特有のパフォーマンスと、長距離走行に適した快適性を追求している。スポーティ、ラグジュアリー、コンフォートと、開発の初期段階から顧客の要望に焦点を当てることで、新型グラントゥーリズモは、スポーツ性能と長距離走行に適した快適性の両立を目指している。