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ルノー『5』、小型EVで2024年復活へ…プロトタイプの写真を公開
ルノー(Renault)は7月10日、2024年に市販予定の小型ハッチバックEV、『5(サンク)』新型のプロトタイプの写真を公開した。
新型ルノー5には、ルノー日産三菱アライアンスが共同開発した「CMF-B EV」プラットフォームを、初めて使用する。クラス最高のパフォーマンスを実現しながら、そのセグメントで最も競争力のあるEVを目指す。
このプラットフォームは、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)と 『キャプチャー』の「CMF-B」プラットフォームと、部品の70%を共用する。ルノーのBセグメントEV『ゾエ』の現行型と比較して、CMF-B EVプラットフォームは製造コストが30%抑えられるという。
新型ルノー5の電気モーターは、ゾエや『メガーヌE-TECHエレクトリック』で定評の電気励磁同期モーターをベースにする。永久磁石モーターよりも出力が高いだけでなく、希土類金属を必要としないため、大量生産によるコスト削減と環境負荷の低減が可能になる。
さらに、次世代のEVパワートレインは、バッテリーの400Vを12Vに変換するDC/DCコンバーター、バッテリー充電器、配電を管理するアクセサリーボックスの3つの主要コンポーネントを組み合わせた新しい内部アーキテクチャを導入する。これら3つのコンポーネントが実行するさまざまな機能をひとつにまとめることで、EVパワートレインを小型軽量化。ゾエに搭載されていたものよりも、約20kg軽量化されている。